今度書こうと思っている長編の設定です。
こまごました皆の能力を纏めたかったものです。
綺麗にまとめたものは、本編が始動したらサイトに載せます。
「ミカエルが不在の今、我々がなんとかするほかないでしょう?」
*リリエル・ウォーターシュ*
ガブリエルの血を引く天使。現状天界で一番の力を持つ。
尤も天使らしい天使であり、その理念に従わない者には厳しく接する。
"本来の天使らしく"感情らしい感情を感じられない。
目的のためならば手段を選ばない。
<白百合の結界>
天使の魔力による結界。
並みの攻撃では砕けることはなく、視認することもできない。
一度に広範囲に使うことは不可能であるが、発動のための魔力源があればそこから無限に発動範囲を広げることが可能。
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「別に僕は争いたいわけではないのだけれど、ね」
*ラフィニア・ヒーリィ*
ラファエルの血を引く天使。
強い力を持つ天使ではあるが、争いを好まない性格。
穏やかな気質で、人間や人間界のことも気にいっている。
<緑柱石の魔杖>
あらゆるものを癒す力。
魔力で干渉不可能なものでなければ瀕死の重傷であってもおおよそ癒すことが出来る。
此方がラフィニアの"表の"能力。
<退魔の指輪>
ラフィニアが有する浄化の力を持つ指輪。
かつて"とある王"に渡した指輪の原本(オリジナル)。
その場に"好ましくない"存在を屈服させることが出来る。
滅多なことでは使わない、ラフィニアの攻撃的な側面。
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「リリの意見に同調したわけではねぇが、悪魔が好き勝手にするのは、許せねぇな?」
*ウリア・プロミネス*
ウリエルの血を引く天使。
他の天使とは違い、苛烈な性格。
容姿も通常の天使とは異なっており、リリエルは顔を顰めている。
<神の炎>
ウリアが邪悪であると判断したものを焼き払う炎。
通常の炎と異なり、水で消すことはできない。
発動権限はウリアのみが持つ。
天使であってもウリアが心から「悪である」とみなせば燃やされる、逆に悪魔であってもウリアが「悪ではない」とみなせば無傷のままである。
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「俺は、別に…ほかに何がしたい、という訳でもないし」
*サーレル・レセント*
サリエルの血を引く天使。
感情を持たない人形のような少年。
強い魔力を有しているが、サリエルとしての邪視の力があるために天使の中では疎まれがち。
ラフィニアにとっては部下のような存在。
<月の水晶眼>
様々なものを見通すことが出来る邪視の力。
未来を見ることも出来るがサーレル自身がまだ未熟であるため、普段は使わない。
遠く離れた場所を見るときに使うことが多い。
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「どちらにもくみするつもりは、ないよ」
*ヴェナン・カルミネル*
カマエルの血を引く堕天使。
全身に多くの目があるが、盲目。
人間は嫌いだが天使も悪魔も好きではない。
現在は人間界で人間にまぎれて生活している。
<毒蛇の牙>
毒を操る能力。
通常魔術でも操ることができない毒物を調合・相手に摂取させる・逆に相手の体内の毒物を取り除くことが出来る能力。
<多眼視>
体中にある多くの目を開くことによって周囲の様子を見る能力。
遠く離れたものや物体の後ろなどに隠れているものなどを見ることも出来る。
発動のためにはそのための仮面を身につけなくてはならない。
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「僕らは元々人間だからね」
「どちらにつく、と言われれば、人間につく他ないな」
*リュス・ディアン*
サンダルフォンの血を引く天使。
穏やかな気質で争いを好まない性格。
元々は人間であった天使であるためか、悪魔のことは恐れているが、天使のことが好きという訳でもなく、人間の味方でいたいと考えている。
双子の兄であるアダスのことが大好き。
<橄欖の竪琴>
リュスが持つ力。
争う者たちの力を奪い、強制的に眠らせることで無力化する能力。
範囲は音が届く限り無限。
無効化できるのは高位の天使・悪魔のみ。
*アダス・ディアン*
メタトロンの血を引く天使。
頭が良く、しっかり者の天使。
リュスの双子の兄。
元が人間であるためか、人間や人間界のことを大切に思っている。
<神からの伝令>
アダスが持つ力。
天使に対する命令権限。命令の種類や重さにもよるが基本的にすべての天使への命令を「神からの指令」という扱いで聞かせることができる。
ミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルの四大天使にも一瞬かつちょっとしたもの(止まれ、攻撃をやめろなど)であれば命令が可能。
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「不用意に争えば人間界にも影響が出る。それくらいのことは理解していると思ったが……どうやら違ったらしいな」
*カライス・セクレ*
ラジエルの血を引く天使。
アダス・リュスと親しく、人間寄りの思考を持つ天使。
普段眼鏡をかけているのは"見えすぎる"モノをシャットアウトするため。
<神の双眸>
生まれ付きカライスが持つ能力。
周囲の景色、様子、隠れたものなどは勿論、未来を予測することもできる。
大概はもう変えることのできない未来であるため(後述の力を使えば変更可能な場合もある)普段は眼鏡(抑制機)を身に付けることによって発動を防いでいる。
<天使ラジエルの書(セファー・ラジエル)>
この世界のあらゆることを記述した書物。
これを読むことでこの世のすべての理を理解することが出来る。
カライスがその知識の断片を与えることを望んだ相手に知識などを与えることが出来る。
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「天使が調子に乗るのは、許せねぇだろ?」
*エビル・ベガトリィ*
べリアルの血を引く悪魔。
傲岸不遜な魔界の貴公子。
べリアルと淫魔のハーフである。
人間のことはどうでも良いと思っており、適当に襲ったり構ったりしているらしい。
<逆十字契約印>
魔界の貴公子、ベリアルの子であるが故の能力。
自分以下の階級の悪魔を使役することが出来る。
使役された悪魔は命令に逆らった瞬間、即座に消し炭にされる。
<淫魔の誘惑>
エビルが持つ能力。
母親の血筋による魅了能力。相手と見つめ合うことで発動する。
男女問わず使うことが可能だが通用しない相手も一部いる。
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「俺たちに指図する天使たちの苦痛に歪む顔には、興味あるなぁ」
*ヘイル・ポイゾナ*
フルーレティの血を引く悪魔。
自分に自信たっぷりなナルシスト。
毒を操る能力がある。
エビルとは犬猿の仲。
<紫鈴蘭>
毒を扱う能力。
ヴェナンと違い、毒を抜くことはできないが、体内に入れた毒の強度を変化させることはできる。
毒の混合なども可能であるため、並みの人間が対処するのは困難。
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「喧嘩か?皆殺しか?任せろ!」
*ディスカ・ケーニス*
アンドラスの血を引く悪魔。
楽しいことが大好きで、乱暴・争いを好む性格。
エビルとは親しく、しばしば二人で遊びに出かけている。
<魔界の黒狼>
ディスカが連れ歩いている狼。名前はミーレス。
ディスカだけがいうことを聞かせることが出来る。
強い魔力を持ち、身体能力も高い。
<破壊の大剣>
ディスカの能力。
近づいた者の破壊衝動・闘争心を強める力を持つ。
ディスカ自身の能力も強める効果があるためこの能力を解放したディスカに近づくのは色々な意味で危険。
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「俺はもう、天使ではない」
*フィア・オーフェス*
ミカエルの血を引く天使。
実の兄であるフォルに呪術をかけられたために、少しだけルシファーの力を持っている。
それが原因で天界から地上に追い返された過去を持つ。
<雪色の裁き>
ミカエルの血を引くフィアが有する能力。
フォルの呪術を受けたために精度は下がってしまっているが天使・悪魔・人間問わず動きを止めることが出来る。
大天使としての絶対権限であるため、拘束時間の長短はあれど逃れることが出来る者はいない。
<大天使の守護>
フィアが有する能力。
天使・悪魔による魔力の影響を防ぐ、または除くことが出来る。
自分自身に用いることはできない、消耗が激しいなどのデメリットがある。
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「僕は楽しい方につくだけさ」
*フォル*
フィアの実兄で、元はミカエルの血を引く天使。
しかし自分自身で使った魔術により、ルシファーの力を有している。
楽観的な性格で、自分が楽しければそれで良い、という気質。
<闇読む者>
フォルが有する能力。
相手の心を読み、弱みを握るための手段。
読心術としての精度は高くないが、相手が心に抱く強い不安などを察知することはたやすい。
<光もたらす者>
フォルが有する能力。
どんな言葉も真実であると信じ込ませる能力。
弱った心に響く声は一筋の光のように感じさせる。
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「俺の力が、役に立つというのなら」
*レキ・サンディアス*
竜族の血を引く希少な人物。
普段は普通の人間の姿をしているが魔力を解放すると段階的に竜の姿になる(角のみ→角と尾→角・翼・尾→完全な竜の姿)
本人はこの能力を使うことをあまり好まない。
<金緑石の瞳>
光の加減で色が変わる瞳で相手を見ることによって一時的に人間・天使・悪魔の動きを止めることが出来る能力。
魔力の質や量によっては無効化される。
人間体でも使用可能だが能力としての精度は低くなるため通常の人間にしかほとんど通用しなくなる。
<竜の咆哮>
魔獣の王者である竜の声により魔獣の動きを一時的に止めることが出来る能力。
レキが竜としての能力を発揮する意思がないと発動しない。
<金剛石の鱗>
物理的な攻撃・炎属性の攻撃を無効化する竜の鱗。
ただし特殊属性の魔術を完全に弾くことは出来ない。
レキが完全な竜の姿を取った際に発揮することが出来る能力であるため、人間体では不可能。
2018-6-16 21:49