ヘリオスはフランのことをどう思っているのだろう。とかそういう話。

最近の会話文シリーズは、フランが「ヘリオスさんヘリオスさん」と呼びかけて始まるのが恒例になっている。パターン化。
凄く仲良さげに見えるし、お互いに好意は持っている。
でも実は表面をなぞるような会話しかしていない。

フランは波長を合わせやすいとは思っているしヘリオスのことは嫌いではないけれど、心の深い部分までは踏み込んで欲しくない。
ヘリオスはそんな空気を感じ取って、踏み込まない。だけど本当は踏み込んで行きたい。でも下手に触れて傷つけたくはない。だからわざと波長を合わせてあげている部分もある。


フランは複数のペルソナを持つ子。
・こどもらしく無邪気な顔
・こどもらしからぬ打算的でしたたかな顔
・ラザの前でだけ見せる安らいだ顔
…等々。

色々な顔があるけれど、どれも素。
意図的に演じることもあるが、意図していない時も多い。
本当のフランはどれかと問われれば、全部が本当のフラン。

まだヘリオスの前では猫を被っているが、段々と猫被り以外の顔も見せるようになっていく。
それはヘリオスがフランの様々な面を引き出そうと、会話に緩急をつけたり、受け取り易い位置に会話のボールを投げるからでもある。ヘリオスは人あしらいが上手いのかも。
立ち位置が「フランの保護者」なだけあって、大人の役割をする人。しかしまだまだ未熟でもある人。
一度庇護した存在はなにがなんでも守ろうとする。それが甘いと言われようと。

ヘリオスはフランを気に入っているけれど、やっぱり一歩引き気味で、それを補うように踏み込んで行くのがテロルやフィル。

うまくまとまらなかったけれど、ともあれこんなスタンスで。