シャニマス二百四十八日目。
第2形態アーマードタイプで第二シーズン。
グレードフェスの編成の都合でダンス値600超の果歩が必要になりました。
グレードフェス、勝てはするのですが記録が更新できません。
SR以上確定チケットで先生のお時間が一凸しました。
トークショー連打、たまにダンスレッスン、あとはサポートコミュで伸ばしました。
お休みの約束四回、ダンスレッスン一回。
たまにレッスンの約束が入ると急に頼もしく感じます。てんかちゃんクオリティ。
シャニマス二百四十七日目。
事務所。静寂。大輪の花。がBランクフェスアイドルになりました。
優勝しました。
これで優勝してないアイドルは摩美々と三峰だけになりました。
十連で三凸し、自前でダンス上限解放を得たてんかちゃん。折角フェスの流行がダンスなのでダンス特化にしました。
ダンス値800。過去最高です。
決勝はビジュアル一位でしたがアピールしきりました。
騒ぐ少年の足元に蹴りを入れる。体勢を崩して転がって逃げる少年の頭上に刃を振り下ろす。
「ケトルさん!」
少年は身を捩ってかわし、リャオと距離を取る。
これで少年と少女の位置が入れ替り、少年は通路の奥へ追いやられ、逆に少女はリャオと依頼人達に挟まれる形となった。
「ケトルさんから離れて下さい!」
「おっと」
少年に駆け寄ろうとする少女を片手で牽制しつつ、もう片方の手で少年をあしらう。
「……こうなれば」
少女が小さく呟くと、その背にみるみる光が収束していく。
「まずいっ……!」
依頼人が血相を変える。
「兄貴ー!」
「わかっ、た」
サイードが少女の背後に回り込み、片方で少女の両腕を掴み上げる。
「きゃああああぁっ!?」
少女は見上げるような大男に腕一本でぶら下げられ、軽いパニックに陥ったようだった。翼のように拡がっていた光が霧散していく。
手に手を取って駆ける少年と少女。それは端から見れば美しい光景かもしれなかった。
しかし少女はリャオの雇い主の――何度説明を受けても意味不明な――計画の要であり、少年にみすみす奪われてはならない存在だった。
だからリャオは剣を抜く。両手に双剣を携え叫ぶ。
「どこに逃げるヨー? お二人さん!」
わざと相手に位置を知らせ、少年が抜剣する時間を与えるために普段よりも速度を落として走り、あえて攻撃を受けさせる。
「遊ぶなリャオ! 貴様の悪い癖だ!!」
「はいヨー」
手加減を見抜いた雇い主からの怒声に一応は返事をしながらも、リャオは小声でぼやく。
「普段の言動は小物臭いクセにこういう時だけ鋭いんだからヨー……」
「え?」
「オマエもソー思うよなぁッ!?」
「いきなり何なんだお前は!!?」
ぼやきを聞き咎めた少年を一撃、二撃といなしながら、心は遊ぶことを考えている。
報酬が高額だからと引き受けたこの仕事、来る日も来る日も見張りばかりで退屈だったのである。たまには思いっきり体を動かして強敵と殺し合いたい。そんな健全なようでいて全くそうではない欲求を抱き、リャオは少年と鍔迫り合う。
少年はまるで素人だった。そこに落胆したものの、すぐに代替案を思い付く。すなわち、適当に手加減しながら切り刻んでやろうと思った。
「オマエじゃ遊び相手にもなんないからヨー」
「何だその『じゃあ仕方ねーなー』みたいな口調は!?」