山形石雄


闇の底から魔神が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。しかし約束の地に集った勇者は七人いた。

2015年夏にアニメ化した作品の原作です。
アニメ放送当時に購入したので帯がアニメフェアのやつ!うわーとなりました。


以下感想。ストーリーの根幹に関するネタバレはしません。
一巻の内容はアニメで観たので流れは覚えているのですが、細かい箇所が文章で補完されていくので有難いですね。
冒頭のナッシェタニアが謎にラノベヒロインムーブしていて、どんな顔をしていいのかわからなくなりました。いや意図はわかりますが。
読んでいるとどうしてもアニメの音声や動きが脳内で再生されて、「このシーンのチャモの動き怖かったな…」とか「ハンスの戦闘作画ありがとう」とか「ここでアドレットさんの髪がぐるんってなるの好きだったな…」とか放送当時の思い出に浸って中々先に進めませんでした。
戦闘能力が低い分知恵で立ち回る系の主人公は結構好きです。あの態度が全部虚勢だということも含めて。

オチで「これ天井系の話だ…」と思った人は二巻以降安心して下さいませ。

今思い返すとワンクールアニメでOPが二種類あってEDが三種類あるって贅沢だったのでは…それ『クオリディア・コード』もそうでは?…うっ頭が…。