ベアトリクス・レヴィッキー。
通称老婦人。
元騎士であり、現在では孤児院のおばあちゃん先生。

孤児院の子供達を自分の子供のように優しく厳しく育て上げました。

元々は貴族の生まれで、長子ではなかったので騎士団に入りました。
十代の終わりに親の決めた相手と結婚予定でしたが、不運にも結婚式の当日に野党の襲撃に遭い、夫になるはずの人や親しい者達を殺されました。彼女は戦い、気付けば真っ白なウエディングドレスは野党の返り血で真っ赤に染まっていました。
以降は騎士の勤めに没頭。
亡き婚約者に操を立てて生きるつもりでしたが、何度か恋も経験しました。そのたびに一途に生きることのできない自分自身を思い知らされ、それでも生きるしかないと諦観を得ました。
体力の衰えを感じてからは後進の育成に入りました。
そうするうちに「新しく作る孤児院の教師が足りないから来ないか」と誘われ、現在に至ります。