沼駿


左門くんの登場によって天使ヶ原さんの日常から平穏の文字が消えた…はずだったが、当人はなんだか順応し始めた第二巻!

作者の短期連載作『モロモノの事情』も収録しています。
前回の読み切りを連載向けにリファインしたものですね。キャラクターや世界観に色々と違いが。
個人的には、ネクストの読み切りだった方が世界が優しくて好きですね。


冒頭から衝撃の展開です。パワーバランスの調整が入ったのか、主人公の弱点が判明しました。これ以降、主人公である左門くんの弱体化は止まりません。つまりターニングポイントなのです。
一話目では人間かどうかも疑わしかった左門くんがどんどん…以下略なのです。
割と本気で「友達出来て良かったね左門くん!」という路線にシフトチェンジした感があります。
そしてお友達の九頭龍くんはいい奴です。謎の大物感もわかります。

私は一話を読んで割と本気でラブコメ路線に期待していたのですが、コメディ部分が笑わせてくれるからまあいいかなと思います。
でも一話冒頭から宣言したのですから、天使ヶ原さんのことはきっちり地獄に落として欲しいです。