目が滑る

自分で書いた小説を読み返して目が滑ると感じるのだからどうしようもないです。

シーンを投げる

※いきなり始まっていきなり終わります。

――



 アイリスがこちらを向いた。感情の起伏の無い淡白な表情のままで、形の良い唇が開かれる。

「おや。これはテルゥォォォォォォッルゥ様、お久し振りです」

「なんで巻くのよ」

 隣にいた双子の片割れがボディブローを食らった拳闘士のようによろめき、

「こいつ……ボケのハードルガン上げを……!」

 などと冷や汗を滲ませているがとりあえず無視する。



――

本編中に組み込みたいがボツになりそうなのでシーンを書き出し。

検索履歴

支部の履歴を消し忘れていたことに気付き、電車内で青ざめる朝っぱらです。
アカウントは弟と共有していまして、弟は休日で、つまり見られる可能性・大。

弟の性格だと見てみぬフリをしてくれるはずですが、それはそれで辛いものがあります…。

会話文「猫探しの依頼」

「あれ、今日は一人なの?」

「仲間はみんな用事があってさー。おれ一人でもできる依頼って無いかな」

「うーん、だったらこれなんてどうかな?」

「……『猫を探して下さい』? なんだこれ。おれは昔から冒険ロマンに憧れてたんだが、冒険者への依頼ってもっとこう、魔物退治とか、遺跡調査とか、失われた財宝を探して下さいとか、そういうんじゃないのか?」

「そう言われても、君みたいな素人向けの依頼は今のところこれしかないんだよ」

「あ、言っとくがな! 『素人が自分の実力もわからないくせに、なんとなくかっこよさげな冒険したがってる』ってんじゃないぞ!? せっかく冒険者になったのに、受けられるのが猫探しってのはつまんなそうだってだけでっ」

「じゃあ止める? 気乗りしない依頼を強制したりしないよ。またおいで」

「……いや、依頼は受ける。ロマンも何も無い話だけど、そろそろお金が無くなりそうなんだ……。うう、装備を整えるどころか生活費もカツカツなんて。
 ……一応訊くけど、『猫』ってのは普通の猫だよな? そういう名前の別な生き物じゃないよな? ついでに『自分ちの飼い猫だと思っていたら本宅は他人の家だった』みたいなオチも無いよな?」

「あははー、無い無い。
 さあ、依頼人さんはあっちの卓にいるから、詳しい話は直接やりとりしてね」

「任せろ。これでも村じゃ動物になつかれる方だったんだ」

「頑張れー。これを成功させて君の望む英雄伝承に繋げて行けばいいんじゃないかな」

「……というと?」

「猫探しが発端となってなし崩し的に世界の存亡を賭けた闘いが始まるとか」

「こっ、怖いこと言うな!!」

サイト更新の報告

ここ最近の落書きをアップロードしました。

なんだか絵が描けない期間があり、前回の更新から一ヶ月も空いてしまいました。元々不器用なため私の絵柄は雑になりがちなのですが、最近では雑なラフを描いてそれ以上描けなくなることが多いです。丁寧さと色塗りのムラのなさを目指したいです。

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