カオヘの話じゃないよ。


近所のペットショップで癒されるのがここ最近の過ごし方になっている。犬猫やインコ、熱帯魚だけでなく、爬虫類や両生類も沢山いるから見ていて飽きない。
マイブームはツノガエルと、ヒョウモントカゲモドキと、ウーパールーパーです。可愛い。
しかしカエル可愛いと主張したら、父からは精神が病んでいる呼ばわりされた件。解せぬ。

で、そのペットショップの一角(いつもは見ない区画)に昆虫標本が飾ってあるのに初めて気付いた。手のひらサイズの蝶やカブトムシがピン止めされていた。
綺麗な青をしたモルフォ蝶に目を奪われ暫し眺めてしまったが、その横のオレンジ色のタテハは直視出来なかった。
翅の目玉っぽい模様が怖いんだよね。
そこで、あぁ…だから僕は虫が苦手なのかなって思った。
ほら、蛾とかも目玉模様じゃないか。
思い返せば、僕は(少なくとも小学生の低学年くらいまでは)紋白蝶を素手で掴めるくらいには虫に抵抗がなかったんだけど、いつの間にか虫全般が苦手になっていた。
なんでかなーと思ってたんだけど、蛾の目玉模様から始まって、目玉模様の蝶が苦手になって、終いには蝶全般、幼虫っぽいのも全てが苦手になっていったのかもしれない。苦手意識が連鎖していった。
だから、推測。僕の虫嫌いの底には、目玉への苦手意識があるんじゃないか。
そういえば田んぼのカラスよけの目玉も直視出来なかった。
ていうか他人と長く視線を合わせ続けることが出来ない。気付いたら反らしてる。

そうかこれ単なる視線恐怖症だ。

良かった。「何故?」の理由が言語化出来れば自分の中で安定させることが出来るよね。
「なんでかわからないけど、嫌い」というのは一番混乱するパターン。
言語化して理屈をつけて、そこでようやく落ち着けるんだ。