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過去2

いい子ちゃんで優等生な小学生なあたしはハメもはずせず、いつも友達と距離があった。仲間に入れてもらえなかったなぁ。ノリが悪いって言うか。プリクラでも変顔のできない、素な見せられない付き合いだった。喧嘩の仕方も仲直りの仕方も、友達との付き合い方もわからなかった。
いつ無くなるのか不安だった。


中学生のあたしはみんなと平和で仲良くいたかった。どっちの味方をすればいいのかわからなかった。だって、どっちも友達だから。結局いいように悪口言われて、都合のいい子として扱われて、最後には一人。
声をかけてくれた子のグループに入れてもらって、恋をしてからシカトされてた子とも仲を修復して高校行った。


高校に行ったら裏切られたけど。笑


小学生からの幼なじみの子を中学の部活でいじめた。よくある順番にターゲットになるやつ。その子(M)とも仲直りして、高校では同じ部活に入ったけど、Mの友達と合わなくて…
ちょうどその頃、あたしの幼稚園からの幼なじみのCとMが険悪になった。Mとは中学のいじめのことがわだかまりになってて、Cの味方したら部活でシカトされて孤立した。
部活やめた。

それでも親友って呼べる友達ができたのが救い。今まで素を見せられなかったあたしが、どんなあたしでも受け入れられた。
他の子の悪口いっても怒られなかった。うざいと文句言っても、なんだよって言える子たちで本音で話せた。
あたし、高校に入って初めて人の前で怒るっていう感情をだせるようになったんだ。
なんだよ、それ不公平だろって、怒っていいんだって初めて知ったんだ。

掲示板に書き込みされて、人間不信になって、親友のCと初めて喧嘩してもやっていけたのはこの2人のおかげだ。
Cとは1ヶ月後に仲直りして、今ではよき理解者でもあるし、あとの2人も今でも親友。


大学に入って、新しい友達に出会った。
自殺未遂しても、ODしても、リスカしても誰も引かなかった。
あたしが幸運だったのは、誰にも気持ち悪いって言われたことがないこと。

みんな驚きはするし、むやみにやめろとは言うけど、離れてはいかなかった。
むしろ受け入れてくれる子が多かった。



そのせいかな。
家でもらえなかったものを友達に求めるのは。

「ねぇ、〜していい?」
「いいよ。でも気をつけてね?」
「はーい、わかってるよー」

母親と子供の会話みたいだ。
あたしの周りには母親みたいな世話やきな友達が多い。
そこに母親の愛を求めてしまう。



「ったく、あこはー。ちゃんと〜しろよ?」
「えー?」
「だから〜しろって。後でご褒美やるから。わかったか?」
「はぁい」


父親みたいだ。ちゃんとご飯食べろとか、寝ろって言われるの。
彼氏に、男友達に、父親の愛を求めてしまうの。


だからあたしは子供っぽい。


寂しさを埋めたいの。
家に帰っても仮面をかぶった家族ごっこ。
こっちではたくさんの愛に囲まれた擬似家族。


なんて皮肉。笑


あたしはただ、平凡な家庭の愛が欲しいだけ。

平凡ほど高い望みはないよね。


だって、平凡って、最高の理想だろ。



理想通りになると刺激が欲しくなるのが人間。
だから 嫌いだよ。


あたしが。



もう 全てを投げ出して、
眠りたい。

おばあちゃん、ごめんね。
先に、おじいちゃんの所に行きたいの。
愛してるよ おばあちゃん。
大好きだよ、あたしの友達。

来年の1月13日まで、大切にするから仲良くしてね。
大好きなの。愛してるから。


愛なんてわかんないけど、
こういうものかしら?笑


間違っても あの人たちには言わないよ。
それだけは知ってる。


ようやく、殻を破れそうだよ。
いまだにキャラの定まらないあたしは、微妙にノリがよくて 不安だよ。
だから付き合いにくい。


疎外感ばかり、不安ばかり感じるよ。
あたし、いてもいいのかな、
邪魔じゃないかな、
見捨てられないようにしなきゃ


必死にあたしは縋り付く。


捨てるなら 最初から近寄らないで。
でもあたしを見てよ。見て、見て、見て。
あたしはここにいる。





…いるんだっけ。


あたしってなんだっけ?



剃刀はあたしの存在を知ってる。
傷口が熱い。
血が流れる。



あ、あたし、いた。




それが今だよ。
それしか知らないの。


誰か、あたしを抱きしめて。
ここにいることを教えて。



切れば、震えるあたしを抱きしめてくれる友達がいることを、あたしは知ってる。
本当はズルくて汚くて最低なんだよ。


だけど、それしか知らないの。
あなたが いいよと言ってくれる言葉を信じたいよ。


だけど確かめずにはいられないの。
ごめんね。

痛くないんだ。
優しく手当てしてくれなくても、
そこをナイフでえぐられても、
痛くないんだよ。


だから大丈夫。
抱きしめてくれたら、
暖かいのがわかるから。


しばらく大丈夫だよ。



ありがとう。



過去1

そういえば。
小学校の低学年くらいのとき。

あの人たちはよく喧嘩してた。
考えてみれば あの人があたしを産んだのは21歳の時で、たぶん30前だからまだまだ若かったんだよね。


で、大喧嘩をした。
女の人は出ていくと行って荷物を詰め始めた。
あたしは悲しくて行かないでと言った。

女の人は


「あんたなんかお腹の中に戻っちゃえばいいのに!!」


たぶん生まれる前に戻れっていう、そんな意味のことを泣きながら言われた。
あたしは子供ながらに衝撃とショックを受けた。

10年以上経った今でもかなり明確に状況まで覚えてんだから、そうとうショックだったんだろうね。
とにかく胸を締め付けられるような、そんな思いをした。


その一言が今でもあたしを苦しめる。


あたしって生まれてこなければよかったのかな、生まれてきたのは間違いだったのかな、生まれちゃいけなかったのかな。


あたしはあの人たちがどういう経緯で付き合って、結婚したのか知らない。
とにかく、もの凄く反対されてて、あたしができちゃったから しょうがなく承諾されて結婚した。
決して とても祝福された和やかな結婚ではなかった。


でも
「あなたがお腹にいたから結婚できたのよ」


そう言われたときは少し誇らしかった。あたしが父と母を繋ぐ役目をしたんだって。



それと同時に縛る鎖にもなった。



あたしは望まれてこの世にいるのかわからない。


本当は気持ちよくSEXしてたら、たまたまできてしまったから結婚しなきゃいけなくなったのかもしれない。



「うちはお見合い結婚でさぁー」


思春期になると親の恋愛にも興味があるわけで。
みんなはいろいろ言ってたけど、あたしはなんとなく聞くに聞けなかった。

付き合ってるころの話はポロポロ聞いた。
遠距離恋愛で、バイクでツーリングしたりとか…


できるだけ子供っぽく聞いた。
どうやって知り合ったの?


あの人はどうやってはぐらかしたっけ?


結局知ることはなかった。







あたしは来年には成人式で。


女の人は未だにモバゲーとか出会い系とかで遊んでる人で、自分が若くて可愛いことに自惚れてるけど、それなりに苦労もしてきた人で。

男の人は暖かい家庭とバイクに夢見る少年みたいな人で、でも熟女とか人妻とかのエロサイトブックマークしてるようなやっぱ普通の男で。


やっぱ人間てそんなもんだって、わかるようになった。
完璧で綺麗な人なんていない。




でもさ、あの人たちには足りないものがあったのも、親としての役目を果たせなかったのも事実だ。

あたしはどうしても 家という場所が怖いし、家族っていう環境が窮屈で居場所が見つけられない。
抜け出したくてたまらなかった。
いい娘を演じるのも疲れた。

十分とは言えないけれど、世間さまには娘だと言える娘ではいたでしょう?
近所の人には挨拶し、家では手伝いをし、絵を描いては賞をもらい、学級委員をした。
運動はできなかったけど、中学ではテニス部で部活をし、駅伝の選手にもなった。成績は中の上。

高校はちょっと反抗期で先生とも喧嘩したりバイト見つかって呼び出しくらったけど、勉強はそこそこやって、一応国立大にも受かった。

平凡だけどなかなか普通のいい娘さんでしょう?



でも、もう疲れたんだよ。
あたしはもっと悪ガキやって、騒いで、遊んで、反抗して、喧嘩して、仲良くなって、笑って、笑ってたかった。


あたしはいつも寂しかったよ。
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