生まれてきてくれて、ありがとう






今も時々純ちゃんのことを思い出しては元気かな、と考えます。だけど不思議と寂しくはないんだ。…なんてのは流石に、ちょっと嘘ついちゃったけど。
なんだろう…こうなる予感は何となく、してたからかな。でも、諦め、とはまた違うんだ。上手く言えないけど。
あの頃は散々人恋しくてメールしては純ちゃんに迷惑かけたのにね。いま思えば純ちゃんの気持ちを考えずに、一方的に自分の気持ちを押し付けてばかりいたなあって落ち込んだり居たたまれなくなったり、しょうがないです。

ただ、ただね。
いつまで経っても甘ったれて変われないままのあたしとは違って、自分の弱さと向き合いながら少しずつでも自分の足で一歩一歩進んで理不尽な現実に立ち向かっていた純ちゃんだからこそ。
一人きりで何でもかんでも抱え込んでいないか。それが少し、心配です。…心配したって今更、どうしようもないことなのにね。
だけど、そういった純ちゃんのSOSに気付く術のないどうしようもない現実に、酷くもどかしくなる時もあります。
道が違えてしまうこと、そのこと自体はきっと、仕方のないことだからこそ。



多分、これから先何年経ってもあたしがあなたを忘れることはないんだろうな、って何故だかそんな気がしています。
この繋がっている空の下、純ちゃんが変わらず何処かで子供たちの笑顔と共に生きていることを願ってやみません。


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14/03/12 22:00(0


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