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※ちゅうい7

スマホにかえる前に放置になってたのを上げようとしてて忘れてたのを発見したので。
リハビリの書き捨てなので支離滅裂です。




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ピクミンパロ
収穫する人といえば、竜の右目ではないでしょうか?!



■みつける■



「あ゛?なんだこれは?」


程良く育った野菜を収穫しに畑にいくと、畝から出る大根の葉に紛れて見知らぬ花が一輪咲いていた。
淡い桃色の花びらが控えめにひろげられおり、派手さはないものの綺麗なものだと目を細める。


「勿体ないな、…場所を変えるか」


花に詳しいわけではないが、ただ摘んで捨ててしまうのも勿体無いように思えた。
だがそのままにしておくわけにもいかないと、そっと根を傷付けないように土を掘り返すと…


「ふにゃっ!」

「っ!?」


土で体を汚した3・4歳位の琥珀色の髪の子供が出てきた。
一瞬忍かとも思ったが、子供の旋毛付近にある花を見れば、それがさっきの花と同じで…?


「ごっ…ごしゅじんさま!」

「あ゛ぁ?」

「あなただけについていきます」

「はっ?」





■そばにいたい■



「Hey、さっきからお前についてる餓鬼はなんだ?」

「はっ。実は今朝畑でとれまして…」

「…とれた?お前の足の速さについてけねぇで転んで泣いてるようだが?」

「…………そのようですね。おいっ、綱吉泣くな」

「ばい゛ぃ!グスンッ…ごしゅんじんさ……ぷぎゃっ!?」

「チッ、おらっ、顔を拭いてからにしろ」


涙と鼻水でグチャグチャの子供の顔を手拭いでふいてやる小十朗と、それに慌てて自分で出来ると手拭いに手を伸ばす子供にくつりと笑う。


「鈍臭ぇようだし、どうせまた転ぶんだ。小十朗のとこじゃなく、俺の横に座ってりゃいいだろ」

「政宗様!?」


お前はどうしたいかと子供に目をやる。
するとボロボロと大粒の涙を溢れさせて、小十朗にギュッとしがみついた。


「ごじゅじんざま゛に…づいでぐ」

「実際ついていけてないだろ?」

「ぐすっ……、づいでぐ…」

「Hum、小十朗はお前より俺を優先するとしてもか?」

「づいでぐ…。お゛れ゛…あ゛いじでぐれとは……い゛わない…も゛ん」


だからついついくのだと、小十朗にくっついたまま離れようとはしない。
その姿がなんだか可笑しく、広げていた扇子をパチリととじる。


「All right.今日はもう小十朗は休め」

「は?っ…しかし、」

「これも良い機会だろ。いつも休む事なく尽くしてくれるが、休むのも大事だ。だがどうしても仕事をするとというなら…その餓鬼の面倒でもみてろ」

「政宗様!?」

「餓鬼にあんな事言われちゃあ、こっちがたまったもんじゃねぇよ」


何が、とは言わなかった。
だが昔の俺を知っている小十朗なら分かっただろう。
(あいしてくれとはいわない、なんて)





■なげないよ■



「てめぇら覚悟は出来てんだろうな?」


目の前の敵から視線を外すことなく、腰にさした刀へと手を伸ばす。
使い慣れたそれを掴んだはずなのに、ふわりと柔らかい感触がして目の高さまで持ち上げると…


「ごしゅじんさま、はやくなげて」


俺に頭の花の茎を掴まれた綱吉が、キラキラとした目で俺を見ていた。


「………何してやがる」

「ふぇ?てきをたおすんでしょ?」

「分かっているならなんで…遊びじゃねぇんだぞ」

「うん。だから、おれをなげてたおすんでしょ?」

「は?」

「ごしゅじんさまがなげてくれるんでしょ?」

「んなわけあるか!俺がそんな事するわけねぇだろ…って、てめぇら等も変な目で見んじゃねぇ!!」


敵の忍達も信じらんねぇというような目でこっちを見ている。
未だに目を輝かせて投げないのかという綱吉を下におろすと、パチパチと体から雷がはじけた。


「こんなもん俺一人で十分だ」


はらり、と落ちてきた髪をなで上げる。
期待のこもったような綱吉の目が痛いような気もするが、かといって綱吉を投げるだなんてできるわけがねぇ。


「お前は俺の後をついてくりゃあいいんだ」


だから俺の後ろで守られてろ。
自分を大切にすることを覚えてくれたらと思ったのは、どこか―…あの方に似ているからなのだろう。





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※注意10´ω`

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すいません、先に謝らせてください。口調がおかしく、キャラ崩壊が激しくなっております。無糖です。
この先に行く勇気ある方は自己責任でお願いします。

毎回投げこんでてすみません...
キャラを掴めないままですが、このシリーズもそろそろ終盤に…!(ノ△T)


石田三成視点のつもりです


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私を裏切るなと幾百も幾千も口にしておきながら


―…私は嘘を吐いた。


「間違ってはおらぬよ。我であってもそう答えたに違いない」

「だが、」

「主のいう嘘は優しかろ。嘘の内にも入らぬわ」

「…それでも嘘は嘘でしかない」


事実を知ったとしたら傷付いてしまうかもしれない。
僅かに過ぎたその考えから、涙する綱吉が安易に想像でき、それを口にすることを躊躇われたのだ。


「ならば、今からでも誠の事を云えば良かろう」

「それは―…出来ん」

「なんと我が儘な事よ。だが、隠しておってもいずれは知れる事は分かっておろう?」

「ああ、十二分な」


"偽り"をあれだけ嫌っていた昔の己を思い出し、僅かに目を伏せる。


「真偽等関係ない。それを受け取った者によって幸か不幸かが変わる。それに…―必ずしも真実だけが傷付かないとは限らないのだとも」


同じたった1つの事でも、それを受け取る個々の性格や境遇などによって変わる。
事実、秀吉様の事も例外になくそうであった。


「どちらにせよ傷付けてしまうと分かっているならば、少しでも長く笑っていて欲しいと思うのだ。どうでもいいなら、それこそ関わろうとも思わん。大切だからこそ…この胸が痛もうが嘘を吐くのだろう?」

「―…それは分からぬよ分からぬ。我は何時だって己が為にしか生きてはおらぬ故」

「…刑部、」

「ヒッヒッヒッ、そう睨むでない。それに三成が悩んでおる事はまだ先の話であろ?綱吉もああ見えてなかなか聡い童よ、我等を責める事はなかろ」


ゆっくりと机に置かれた書状を見やり、伏せがちだった顔をあげる。
"永遠"なんてものがないのは、痛い程分かっているのだ。


「"また"と言ったのだろ?次の約束としたならば、三成なら何時か叶えてやれるものよ。2つの口約束の内1つは叶わぬとしても、もう1つが出来ればそれは嘘にはならぬ」

「…私はどちらも叶えたかった」

「それは我も同じよ同じ。だが、それは綱吉を苦しめるだけよ」
「分かっている。だからといっては何だが1つ提案がある。私と刑部から家紋入りの紋玉を綱吉に贈るのはどうだ?」

「ふむ、なかなかの名案よ。…我等が共にある証拠にもなる」

「では早急に手配させる!」


勢いよく立ち上がると、刑部がそう急くでないと笑う。だが善は急げと言うものだ。早めに用意しておくにこしたことはない。
時間は止まる事を知らないのだから、刻一刻とその時が今も近付いていて惜しいのだ。


―…隣にずっと居てやる事はできないが、紋玉があれば互いの心の中に在るんだと思い出してくれるかもしれないだろう?



君色、空の唄番外編
(最初で最後の嘘を吐く)



―…私は嘘を吐いた。


『みつにぃとよしにぃが、ずっといっしょだもん!もっとおはなしして、あそびたいよ』


夕日を背に無邪気に笑った綱吉に、誤魔化すように嗚呼と返事を1つ。
それに満足げに笑って駆け回る綱吉をぼんやりと目をやりながらも、頭に入ってくるのは今朝方届いた書状の内容だった。




11月26日拍手レス




アキ様
⇒初めまして。
感想ありがとうございます。
海賊との混合は前々からやりたくて、でもなかなか踏ん切りがつかずに眠っていたものなので、同じ復活好きさんにそう言ってもらえて嬉しいです。
亀並み更新ですがこれからも頑張ります。ありがとうございました。



他にもパチパチしてくださった方、返事不要といれてくださった方もありがとうございました。




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