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※注意11´ω`

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すいません、先に謝らせてください。口調がおかしく、キャラ崩壊が激しくなっております。無糖です。
もう誰だか分かりません。私が何を書きたかったのかもわかりません。ごめんなさい。ガッカリします。
練習にと思ったんですけど、やっぱりまだまだ3キャラはよく分からないです。
本当に誰だかわかりません。


それでも一切責任は負いません。
…ので、この先に行く勇気ある方は自己責任でお願いします。
毎回投げこんでてすみません...しかし一向に上手くならないこの現実はあぁ!!?


今回もお馴染み、偽刑部視点です。
本編は終わる気配ないくせに、このシリーズは終わりが近いとか…。(行き当たりばったりがここまで続くとは思ってませんでした)



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「ゆきにぃ!さすにぃ!」

「ぬおぉっ!久しぶりでござるな」

「ちゃんと良い子にしてた?」


縁側に興を下ろし、膝の上に綱吉を乗せていると、庭を見ていたはずの綱吉が勢いよく廊下を駆け出した。
そしてひやりと熱が冷めていく膝から、若虎と猿(ましら)の間で笑う童と視線を向けると、育て親に向けられる表情は我等と異なって見える。
見える?―…否、その通りなのだろう。
ゆるりと目を細めて、綱吉達から庭へと視線をそらした。
分かってはいたが、やはり綱吉にとってそこが良い筈だ。


「あはー、あんたもそういう顔が出来るんだ?」


いつの間にか我の横に立っていた猿が、意外そうに笑う。
姿見を使わずとも、昔の己からは想像もつかない表情をしている事は分かっておる。


「ヒヒッ、だとしたらどうだと言うのだ?…主とて我の事を言える立場でもなかろうに」

「俺様もあんたと同じでさー、"全て"に対して"そう"じゃないからね。まぁ…俺様達だけじゃない、みんなそうなんだろうけど?」

「はて?何の事だか、我には皆目検討もつかぬよつかぬ」

「もうっ、とぼけちゃって」


随分前に桜が散った木々は、青々とした葉が残っているからか寂しさはない。
光を浴びた鮮やかな色合いは力強く、桜とはまた違った印象の中、それでも同じく空に映える。


「御天道様は性に合わないけど、それでも、あの子を手放す気にはならないよ」

「………、あやつが望まなくてもか?」

「…だね。けど独り占め出来ないことは俺様も旦那達も分かってるさ。この世界での…あの子が戻る場所が甲斐であれば、それ以上のものはない」

「ヒヒッ、主こそそのような表情で言われても説得力はなかろう」


それも本心ではあるが、出来ることならー…と考えてしまう気持ちが分からなくもない。
我も猿も…いや誰もが似合わぬそれを求めてしまうのは致し方無い事なのだから。


「俺様が言えた事じゃないけど、昔のあんただったら策を駆使して、そのまま上手い具合に手中に納めたはずだぜ?…俺様達をこうも潔く迎え入れてくれるとは正直思わなかったよ?」

「まるで我が人が悪いような言い種よ。まぁ…否定はせぬが、我でもその全てを得ることは出来ぬ故、手の出しようもなかろう」


身も心も全てを手にすることは誰にも出来ぬ。
その心のどこかに長く残れるよう振る舞うしかない。
遠く離れていても、心だけはずっと傍にー…。


「…本当にあんたは変わったね」

「はて、我が変わったのかそれとも他が変わったのか…我には分からぬよ分からぬ」

「あはー、それもそうだ」


頭の後ろで手を組んだ猿が小さく笑うと、外していた視線を若虎達の元へと戻す。
綱吉が身ぶり手振りで何かを話し、それを聞きながら共に笑う若虎を…猿が忍らしくない表情で見ているのが分かった。


「童が2人もいらぬやろ。どれ、我等が1人…綱吉を貰ってやらんこともない」

「ちょっ!?あれでも旦那は少しは大人になった方だから!それに結局綱吉ちゃんの事諦めてないじゃん」

「ヒッヒッヒッ、諦めたとは誰も言ってはなかろうに」


にやりと笑って見せれば、やっぱりあんたは変わってなかった!と猿が喚く。
それを横目に興を浮かせると、廊下の角から女中がこちらに向かって来ているのが目に入り、自然と己の表情が歪んだのが分かった。


「―…待ったは効かぬか」


ならば、残すは…去らば、だ。



君色、空の唄番外編
(諦めてはおらぬ、だが、待ってもくれぬ)



始めから分かっておったことだ。
何を今更―…。




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※ちゅうい8

君色、空の唄のもしもな獄寺君の話



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―…何か、が足りない。


漠然としたその違和感に、ふと歩みを止めて後ろを振り返った。
夜も更けていることから、チカチカと切れかけの街灯が光るだけで人の姿はほとんどなく、ポケットにしまいこんだ煙草を一本咥える。
吐き出した煙と共に頭に甦ったのは、今日もまたチンピラは要らないとファミリーに入れてもらえなかったことで、思わず舌打ちがでた。


「血がなんだっつうんだ…」


チンピラと言われるのは慣れた。
だが、この身に流れる母の血筋を馬鹿にされるのは我慢ならない。
東洋の血がなんだ。ハーフだからなんだ。子供だからなんだ。
―…俺はただ、


『もう!ご飯ちゃんと食べないとダメだって。あっ、じゃあさ…今日おれん家で食べてきなよ?』


ずきり、と頭が鈍く痛む。


誰か、の声がする。


『やり過ぎだよ!おれのためにそこまでしなくても…』

『も〜、獄寺君ってば』

『っ!?逃げてー!!早く!』


ボーイソプラノの声が、呆れたように…でも優しく響く。
知らない声なのに、知らないはずなのに、何故か心にスッと沁みて。


『獄寺君に会えて良かった』


煙草の灰が地面に落ちる。


「じゅ―…いめ」


ハッとして、口元に手をあてる。
ぽろりと無意識に零れ落ちた言葉は己にも聞き取れず、何と口にしたのかもよく覚えてもいない。


「疲れてるのか…?」


誰もかに否定され過ぎて、願望から夢でも見ていたのだろうか。
誰かに必要とされ大事にされ、俺もその人の為に生きたいと隣にたつ姿なんて。


「はぁ…」


切れかけの街灯がぶつりと消える。
止めていた足も自然とまた歩み始め、煙草の煙で身体の中を満たしていく。


誰かが俺の隣にいたような気がしたが、気のせいだろう、と。


何かが足りない?
そんなの前からじゃないか。代わり映えのないつまらない毎日なんて。
だからそう、足りないのは気のせいだ。



何かが、
(きっと幻想だ。そんなわけないはずだ)



誰もいなくなったソコに、拾われる事もない誰かの声が落ちる。
ごめんね。君達には覚えられてたら困るんだ。
またアイツ等があの子を壊すからー…と。



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もしも、な話。
綱吉は記憶を持ったままトリップしたけど、残された彼等は…。
獄寺君でやってみましたが、綱吉の存在たけが彼等の世界からスッパリ消えていたら、という話です。
殺られているかもしれないけど、でも綱吉をトリップさせた何かによって、彼等も生きていたとしたら…
記憶があったら、きっと綱吉を迎えにきそうな気がして。そしたらザンザスの耳にもそれがはいるだろうし、そんでまた悲劇が繰り返されると思うんです。
だから彼等には記憶から消されてて、でも…やっぱり不意に何かを感じるんでしょうね。
記憶がないのはいいけど、生活は味気ないもので生きててもつまらないとか思ってそうです。

24日分拍手レス

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24日分拍手レス


復活×海賊のリンクが切れてると報告してくださった方
⇒報告ありがとうございます。
私の携帯電話確認したところ、リンク先にいくことが出来、不備確認がとれませんでした。
この分岐ページの「⇒」でリンク先に飛ばしているのですが、この段階でということでしょうか?
お手数おかけしますが、教えてくださるととても助かります。
私ももう少し確認をいたします。
すいませんが、よろしくお願いいたします。


拍手のみの方、返事不要といれてくださった方もありがとうございます。
他にも不備や誤字脱字等ございましたら、教えてくださると助かります。
不甲斐ない管理人ですいません。



※ちゅうい7

スマホにかえる前に放置になってたのを上げようとしてて忘れてたのを発見したので。
リハビリの書き捨てなので支離滅裂です。




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ピクミンパロ
収穫する人といえば、竜の右目ではないでしょうか?!



■みつける■



「あ゛?なんだこれは?」


程良く育った野菜を収穫しに畑にいくと、畝から出る大根の葉に紛れて見知らぬ花が一輪咲いていた。
淡い桃色の花びらが控えめにひろげられおり、派手さはないものの綺麗なものだと目を細める。


「勿体ないな、…場所を変えるか」


花に詳しいわけではないが、ただ摘んで捨ててしまうのも勿体無いように思えた。
だがそのままにしておくわけにもいかないと、そっと根を傷付けないように土を掘り返すと…


「ふにゃっ!」

「っ!?」


土で体を汚した3・4歳位の琥珀色の髪の子供が出てきた。
一瞬忍かとも思ったが、子供の旋毛付近にある花を見れば、それがさっきの花と同じで…?


「ごっ…ごしゅじんさま!」

「あ゛ぁ?」

「あなただけについていきます」

「はっ?」





■そばにいたい■



「Hey、さっきからお前についてる餓鬼はなんだ?」

「はっ。実は今朝畑でとれまして…」

「…とれた?お前の足の速さについてけねぇで転んで泣いてるようだが?」

「…………そのようですね。おいっ、綱吉泣くな」

「ばい゛ぃ!グスンッ…ごしゅんじんさ……ぷぎゃっ!?」

「チッ、おらっ、顔を拭いてからにしろ」


涙と鼻水でグチャグチャの子供の顔を手拭いでふいてやる小十朗と、それに慌てて自分で出来ると手拭いに手を伸ばす子供にくつりと笑う。


「鈍臭ぇようだし、どうせまた転ぶんだ。小十朗のとこじゃなく、俺の横に座ってりゃいいだろ」

「政宗様!?」


お前はどうしたいかと子供に目をやる。
するとボロボロと大粒の涙を溢れさせて、小十朗にギュッとしがみついた。


「ごじゅじんざま゛に…づいでぐ」

「実際ついていけてないだろ?」

「ぐすっ……、づいでぐ…」

「Hum、小十朗はお前より俺を優先するとしてもか?」

「づいでぐ…。お゛れ゛…あ゛いじでぐれとは……い゛わない…も゛ん」


だからついついくのだと、小十朗にくっついたまま離れようとはしない。
その姿がなんだか可笑しく、広げていた扇子をパチリととじる。


「All right.今日はもう小十朗は休め」

「は?っ…しかし、」

「これも良い機会だろ。いつも休む事なく尽くしてくれるが、休むのも大事だ。だがどうしても仕事をするとというなら…その餓鬼の面倒でもみてろ」

「政宗様!?」

「餓鬼にあんな事言われちゃあ、こっちがたまったもんじゃねぇよ」


何が、とは言わなかった。
だが昔の俺を知っている小十朗なら分かっただろう。
(あいしてくれとはいわない、なんて)





■なげないよ■



「てめぇら覚悟は出来てんだろうな?」


目の前の敵から視線を外すことなく、腰にさした刀へと手を伸ばす。
使い慣れたそれを掴んだはずなのに、ふわりと柔らかい感触がして目の高さまで持ち上げると…


「ごしゅじんさま、はやくなげて」


俺に頭の花の茎を掴まれた綱吉が、キラキラとした目で俺を見ていた。


「………何してやがる」

「ふぇ?てきをたおすんでしょ?」

「分かっているならなんで…遊びじゃねぇんだぞ」

「うん。だから、おれをなげてたおすんでしょ?」

「は?」

「ごしゅじんさまがなげてくれるんでしょ?」

「んなわけあるか!俺がそんな事するわけねぇだろ…って、てめぇら等も変な目で見んじゃねぇ!!」


敵の忍達も信じらんねぇというような目でこっちを見ている。
未だに目を輝かせて投げないのかという綱吉を下におろすと、パチパチと体から雷がはじけた。


「こんなもん俺一人で十分だ」


はらり、と落ちてきた髪をなで上げる。
期待のこもったような綱吉の目が痛いような気もするが、かといって綱吉を投げるだなんてできるわけがねぇ。


「お前は俺の後をついてくりゃあいいんだ」


だから俺の後ろで守られてろ。
自分を大切にすることを覚えてくれたらと思ったのは、どこか―…あの方に似ているからなのだろう。





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※注意10´ω`

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すいません、先に謝らせてください。口調がおかしく、キャラ崩壊が激しくなっております。無糖です。
この先に行く勇気ある方は自己責任でお願いします。

毎回投げこんでてすみません...
キャラを掴めないままですが、このシリーズもそろそろ終盤に…!(ノ△T)


石田三成視点のつもりです


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私を裏切るなと幾百も幾千も口にしておきながら


―…私は嘘を吐いた。


「間違ってはおらぬよ。我であってもそう答えたに違いない」

「だが、」

「主のいう嘘は優しかろ。嘘の内にも入らぬわ」

「…それでも嘘は嘘でしかない」


事実を知ったとしたら傷付いてしまうかもしれない。
僅かに過ぎたその考えから、涙する綱吉が安易に想像でき、それを口にすることを躊躇われたのだ。


「ならば、今からでも誠の事を云えば良かろう」

「それは―…出来ん」

「なんと我が儘な事よ。だが、隠しておってもいずれは知れる事は分かっておろう?」

「ああ、十二分な」


"偽り"をあれだけ嫌っていた昔の己を思い出し、僅かに目を伏せる。


「真偽等関係ない。それを受け取った者によって幸か不幸かが変わる。それに…―必ずしも真実だけが傷付かないとは限らないのだとも」


同じたった1つの事でも、それを受け取る個々の性格や境遇などによって変わる。
事実、秀吉様の事も例外になくそうであった。


「どちらにせよ傷付けてしまうと分かっているならば、少しでも長く笑っていて欲しいと思うのだ。どうでもいいなら、それこそ関わろうとも思わん。大切だからこそ…この胸が痛もうが嘘を吐くのだろう?」

「―…それは分からぬよ分からぬ。我は何時だって己が為にしか生きてはおらぬ故」

「…刑部、」

「ヒッヒッヒッ、そう睨むでない。それに三成が悩んでおる事はまだ先の話であろ?綱吉もああ見えてなかなか聡い童よ、我等を責める事はなかろ」


ゆっくりと机に置かれた書状を見やり、伏せがちだった顔をあげる。
"永遠"なんてものがないのは、痛い程分かっているのだ。


「"また"と言ったのだろ?次の約束としたならば、三成なら何時か叶えてやれるものよ。2つの口約束の内1つは叶わぬとしても、もう1つが出来ればそれは嘘にはならぬ」

「…私はどちらも叶えたかった」

「それは我も同じよ同じ。だが、それは綱吉を苦しめるだけよ」
「分かっている。だからといっては何だが1つ提案がある。私と刑部から家紋入りの紋玉を綱吉に贈るのはどうだ?」

「ふむ、なかなかの名案よ。…我等が共にある証拠にもなる」

「では早急に手配させる!」


勢いよく立ち上がると、刑部がそう急くでないと笑う。だが善は急げと言うものだ。早めに用意しておくにこしたことはない。
時間は止まる事を知らないのだから、刻一刻とその時が今も近付いていて惜しいのだ。


―…隣にずっと居てやる事はできないが、紋玉があれば互いの心の中に在るんだと思い出してくれるかもしれないだろう?



君色、空の唄番外編
(最初で最後の嘘を吐く)



―…私は嘘を吐いた。


『みつにぃとよしにぃが、ずっといっしょだもん!もっとおはなしして、あそびたいよ』


夕日を背に無邪気に笑った綱吉に、誤魔化すように嗚呼と返事を1つ。
それに満足げに笑って駆け回る綱吉をぼんやりと目をやりながらも、頭に入ってくるのは今朝方届いた書状の内容だった。




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