徒然成るままに泡沫を紡ぐ
君の手
16/06/11 23:19
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朱く染まりだした空に






夜の色が白き雲さへ染めていく









真昼の熱が幻かのように




僕から熱を夜風が消し去っていく




君の髪で遊ぶように



指のあいだを




頬を撫でるように







優しく僕らを包み込むように






すり抜けていく









風を捕まえようとする君の手は






いつ僕の手を捕まえてくれますか?







*PEVIOUS NEXT#


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