スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

食事をするときの苦労と工夫

食事をすることはとても楽しいもの。
でも、私たち視覚障碍者にとっては、メニューによって苦労することもあります。
周囲の方のさりげないサポートや、日常の工夫で、その苦労が解決することもあります。
たとえばプレートメニューやお弁当のとき。
どこに何があるのかをあらかじめ説明していただけるととても食べやすいです。
「クロックポジション」と言って、
「9時の方向に煮物があります。」
などと言ってもらえると非常に助かります。
基本的にそうしてもらえると嬉しいけれど、そこまで細かくなくてもへいきです。
手を持って
「ここにてんぷらがあって、ここに謎の野菜の和え物があるよ。」
などと、RAYの友人は伝えてくれることがあります。
それだけでも十分です。
箸でつまんで口に入れるまでに、その食物の正体がわからないというのは、ときには不安なこともありますからね。
「さて、次は何が口に入る?」
と楽しみにして食べるという視点もありますが、やっぱり今自分が何を食べようとしてるのかがわかったほうがいいはずです。
また、食器の形によっても苦労させられます。
たとえばワイングラスなどのように、手を引っかけやすい食器は大変です。
最初の段階でどこにあるのかを自分で確認したり、周囲に教えていただくようにしています。
また、平たいお皿から食べるというのはとても難しいです。
なので、視覚障碍者の中には、「食べたいもの」ではなく、「食べやすいもの」を選ぶ人もいます。
深い食器に入っているほうが食べやすいため、そういうメニューを選ぶと楽だったりします。
食器と同系色の食べ物が入っていると、弱視の人は食べにくいという話も聞いたことがあります。
自宅で食べるときは、自分で食器とメニューの組み合わせを考えることができそうです。
他にも何かありそうです。
いろいろな視力の方からお話を聴いて、またシェアさせていただきたいと思います。
「こんな工夫をしている!」
「こんな苦労もある。」
なんて情報があったら、ぜひ教えてくださいね。
前の記事へ 次の記事へ