話題:今日見た夢
やけにSFっぽい描写と残酷描写がキツくて。…の割には悪夢って感じがしなかった。


廃墟街に向かった解析班3人+浦賀。神社で二階堂は禹螢一派の側近・筬羅とエンカウントしてしまう。矢神は神社に駆けつけ、朝倉は応援を本部に要請。
浦賀は突如、バッグの中から武器を出した。まさか戦う気?

「浦賀さん、それ銃だよね!?戦う気なの!?」
「乱入者は排除するしかない」
「乱入者?」
「廃墟街は『異界のモノ』のテリトリーです。ここに外部の怪人が襲来したということは…かなり危ないですね」

「二階堂さんがピンチなんだけど!?浦賀はわかってんの!?」


神社では筬羅が扇子で攻撃していた。
「二階堂さん早く逃げてーっ!」
矢神は必死に銃撃するが、扇子に弾き返されてる。二階堂は恐怖で動けなくなっていた。

「あらあら、動けないのかしらねぇ。いたぶってあげるわ」
筬羅は二階堂をターゲットに。矢神の攻撃は効いてない。筬羅は扇子を巧みに使い、攻撃。
二階堂はなんとか耐えてはいたが、左腕の義手を攻撃され→左腕がちぎれた。二階堂の義手と義足にはあえて痛覚を残してある。二階堂は痛みに叫んだ。

「二階堂さん!」
二階堂は左腕があった場所を右手で押さえている。義手なので流血はないが辛そう。
「今度は脚ね。そのスーツ、何かありそうね」
筬羅の容赦ない攻撃は二階堂の両足の義足も攻撃され、歩行困難に。スーツの一部が破け、顔の一部が露になった。矢神は二階堂の破れたマスクから覗く左目に違和感があった。

あれは…義眼か?目は見えてるみたいだがあれはゼノクの高性能なものだ…。


矢神は完全に動けなくなった二階堂の姿を見て、筬羅に怒りを露にしていた。

「弱者を攻撃するなよ!対等にやれよっ!」
「邪魔者は排除・力が全て、これが鐡様の信念ですからね。あなたもここで死にたいの?」
矢神は攻撃を躊躇っていた。そこに現れたのは浦賀と朝倉。


「二階堂!なんてひどい状態だ…義手と義足両方やられてやがる…」
浦賀の口調が変わった。二階堂は朝倉に何か伝えようとしてる。

「…今すぐゼノクの救護機を呼んで…。ゼノクの技術じゃないと私は治療出来ない身体だから…」
「わかったよ。二階堂さんは喋らないで…」
朝倉は二階堂の側にいてあげた。このやり取りはゼノクに直接伝わる。


矢神と浦賀が筬羅と交戦中、本部からは応援に彩音が神社に到着。彩音の弦巻刀の次元介入能力のおかげで数秒で来てる。刀の空間・次元介入はどこでもドアのような便利な能力。

彩音の攻勢により、筬羅はじわじわ圧されていた。彩音は刀を鞭に展開させている。弦巻刀の扱いもだいぶ慣れたが、実力はまだ鼎や囃にも及んでない。


数分後。ゼノクの救護機が到着。救護隊はぼろぼろの二階堂をゼノクへと搬送する。
筬羅はうまくいかなかったのか、諦めて立ち去った。


本部へ帰還したが、解析班の2人はぼろぼろにやられた二階堂の姿にショックを受けていた。2人は解析班の部屋で茫然としてる。
朝倉はなんとなく矢神と話してる。

「二階堂さんの素顔の一部が見えたけど…あれただの義眼じゃなかったよね…」

「二階堂さんは両腕両足義手義足だし、昔被験者になった実験って…生きるためのものじゃないかな…」
「二階堂さんが言ってた『ゼノクじゃないと私は治療出来ない』って…そういう意味なのかなぁ…。目元だけ見えたけど、本当は優しい人なんじゃないかなって…」

2人の間に沈黙が流れる。


群馬県某町・ゼノク。二階堂はメイン施設に隣接する病院ではなく、巨大な研究施設に搬送されていた。研究施設は一部病院機能も備わっている。
二階堂は戦闘で破損した義肢を外された状態で横たわっている。保護用の治療スーツもない状態。服は着せられているが入院用のもの。

二階堂の本当の姿は四肢切断(通常は義肢装着)・体内には生命維持装置・左目は高性能の義眼という、サイボーグ状態。


私はまた死にかけたのか…。義肢を外されて肉の塊となりここにいる…。二階堂の目は虚ろ。


二階堂がいる病室を訪れたのは蔦沼。

「二階堂…今しばらく待って欲しい。君用の義肢を用意してるから。その姿で留め置かれるのは嫌だろう…」
「…嫌…ですよ……」
二階堂の声に力がない。
「筬羅にやられたと聞いていてもたってもいられなかった。二階堂は生きたいんだろう?」
「…はい。こんな姿でも生きたいですよ…。あの実験がなかったら私は死んでましたから」

「君をサイボーグにしてしまってすまない…。二階堂を表に出られなくしてしまったのは僕のせいだ…。奇異な目で見られたくなかったんだろ…。だからあの治療スーツを着ていたんだな」
「…そうです」


本部。筬羅という乱入者によって鐡復活は本当だと判明するが、解析班の2人は元気がない。見かねた宇崎は2人にゼノクに行ってみたら?…と勧める。

「いいんですか…?」
「迷惑じゃないかな…」

宇崎は2人にさらっと伝える。
「二階堂は案外寂しいかもしれないぞ?ゼノクでも近くに何でも話せる同僚がいる環境だったんだ。今頃1人、病室にいるはずだ。長官には許可取っておくから行ってこい、群馬まで」


ゼノクでは病室の二階堂にスペアの義肢の装着が行われていた。両腕両足なので大掛かり。二階堂用のはちょっとやそっとじゃ外れないもの。
長官が優しく声を掛ける。


「違和感はないかい?」
「ありません。動きはスムーズです」
「義肢は君用にカスタマイズしたからね。アップデートもしてあるよ。生命維持装置と義眼の検査もするから。あと義肢の検査もね。これだけ激しく損傷すると検査が増えるから大変なんだよ」
「…わかってます」
「二階堂、まだスーツは着ないでね。身体の保護用スーツを着たい気持ちはわかるけどさ。しばらく休んでてね。検査は明日以降するからさ。…解析班の朝倉と矢神がものすごく心配していたよ」

あの2人が心配してた…?

「ゼノクに2人が来る許可出したから君に顔見せに来るかもね。今なら義肢もちゃんと着いてるから大丈夫でしょ?」
「はい」

「…あ、そうだ。義肢の痛覚、今のうちに残しておくか・なくすか…考えといたら?今まで『あえて』痛覚を残していたんだろ?元のように。これからはさらに激しい戦闘が起きるのは明白だ。鐡の復活によって」


蔦沼はそのまま立ち去っていった。入れ替わりに朝倉と矢神が来た。

「二階堂さん、新しい義肢着けて貰ったんだ」
朝倉は嬉しそう。二階堂は素顔を2人に初めて見せる。オッドアイなのは左目が高性能な義眼のせい。左目は透き通るような青い眼。

「…まだ…完全じゃないんです。私の身体を見ればわかりますが、いわばサイボーグなんですよ。ゼノクの技術で私は生かされてるようなものです」
「ダメージ大丈夫だったのか?」矢神は慎重に聞いてる。

「…生命維持装置は無事です。体内にありますから。…明日以降、検査が続くので本部に行けなくなります。解析班…楽しかった…」
「私達同じ組織じゃん。なにしんみりしてんのさ…別に一生の別れじゃないのにさ。いつでも会えるんだよ!?だから生きてよ!!」
朝倉の言葉に二階堂は涙目になってる。
「…うん。そうだね…」

矢神は二階堂の首筋をなんとなく見た。首の後ろ、あれもサイボーグのパーツなのか…?髪の毛でわかりにくかったが、白いセラミックのような金属製のものが見えている。
脊髄もやられていたのか…?まさか二階堂は…。


後に朝倉と矢神は二階堂がファーストチーム時代に任務で負った死にかけた話の詳細を知り、戦慄する。
場所を変え、メイン施設の組織用休憩スペースで2人は会話してる。


「えっ…じゃああの長官の実験がなかったら間違いなく二階堂さん…死んでるじゃない…!」
「そんだけの瀕死状態でよく生きてた…というか、ゼノクが出来る前に『ゼノク』という言葉は使っていたのか…長官」

「あの技術、他にも役立ちそうなのに…」
「長官はこの戦いが終結したら民間にも技術応用するとか発表していたよ。だからどっちにしろ…」
「鐡は倒さなければならない…ってことね。二階堂さんにはゆっくり休んで欲しいわ」


本部。鐡の居場所を探る調査が本格的に行われ始める。彩音の弦巻刀のおかげで異空間や廃墟街の地下にも行けることが判明、調査はスムーズに進むが鐡自体の姿は未だにわからない。

挑発や妨害してくるのは禹螢と筬羅ばかり。これでは長引く気がする…。


宇崎は躍起になっていた。


「鐡の尻尾掴めよー!見つけたやつには金一封やるからな!」
なぜか金で本部にいる隊員の士気を上げる作戦。
「おっしゃあ燃えてきたー!」

晴斗と囃は競いながら鐡を探してる。なんなんだ、この組織。


鼎は廃墟街のこと、全然解決してないなと思いながら廃墟街とは別の方向へと向かった。
魔女がくれた小瓶の中身はハーブエキスのようなもの。いい香りがした。これが鼎が受ける廃墟街の街の影響を緩和させるらしいが、見た目はエッセンシャルオイル。舐めれるあたり、人体に害はないのだろう。


鼎は彩音と共に行動していた。そして彩音の弦巻刀により、偶然地下にある敵のアジトらしき場所を発見してしまう。

「ここは廃墟街の外だが…敵のアジトか?怪しすぎる」
「と、とにかく2人だけだと危険だよ〜。囃さん達呼ぼうよ。廃墟街に囃さんと御堂さんいたよね?」

2人は近くにいた囃と御堂を呼び、廃墟街の隣街の地下を探索することに。



めっちゃSF映画みたいな描写ばかり。二階堂のバックグラウンドが鼎とは違った意味でキツすぎる…。


戦闘パートの二階堂の腕(義手)が容赦ない攻撃でちぎれる描写とか脚(義足)攻撃されて歩行困難になるとか、「もうやめてー!」…な展開ばかりでキツい…。

二階堂の素顔が初めて出てきたが、左目が高性能な義眼。首の後ろにもサイボーグのパーツらしきものがあるのと体内に生命維持装置があるとか、かなりSF。
しかもゼノク製のもの。だから二階堂はゼノクじゃないと治療出来ない。長官の治療実験がなければ二階堂は死んでいた。めちゃめちゃハードになってる…。


朝倉は気が強いですが、ここまで感情的になるのも珍しい。二階堂の弱音、聞きたくなかったのかもね…。


彩音の弦巻刀、空間・次元介入能力はどこでもドアみたいな感じです。刀で空間を切り裂けば行きたい場所へ行ける便利な能力。幽白の桑原の次元剣(刀?)にかなり近いかも。
戦闘時は刀を鞭に展開出来るんで、地味に攻撃範囲が広い。


特殊な4つ(厳密には5種類)の刀剣の使い手レベルでは彩音は他の3人に実力が劣ってる…ように見せかけて→まだ弦巻刀の真の能力を出せていないだけ。

囃なんて武器が特殊かなんて関係なしに、パワー推しだからな…。
4人の中では鼎の対の刀が1番使いこなせてる。


描写がキツかったのはゼノクに搬送され→四肢の義肢全て外されて横たわる二階堂のシーンもなかなかにエグい…。


二階堂の治療はゼノクメイン施設・隣接の病院ではなく、ゼノク研究施設じゃないと出来ないあたりかなり特殊かなーと…。
長官自身も研究施設で自分の両腕の義手の設計とかしてるんで、ゼノク研究施設はかなり重要。

二階堂と長官は既に和解しているが、また長官が謝る展開に…。これもキツいな…。


戦いが終結したら民間にサイボーグ技術を応用すると発表しているあたり、長官は懐が広い。
二階堂は人間らしさを残したくてあえて義肢に痛覚を残していたが、それが仇になってるのがな…。