話題:今日見た夢
変に生々しい描写の夢を見たのだが、寝起きがビミョーに悪かった…。


鐡(くろがね)がゼノク周辺の集落に襲撃。援軍に晴斗達3人が到着するも、鐡は顔を奪う能力がある幹部クラス以上の怪人だと判明。
他にも能力があるらしいが、わからない。

鐡は怪人態になり、晴斗を挑発する。
「どうしたの〜?かかってこないの〜?」


西澤はモニター越しに鐡怪人態のある部分を凝視した。こいつの腰に何か金属製らしき細い筒がぶら下がっている。筒は5つあるな…。これ…奪われた顔が入っているのではなかろうか?被害者は5人いる。襲撃された時期はバラバラだが、同じ怪人…つまりこいつにやられてる。


「晴斗くん!そいつの腰にぶら下がっている筒を取り返せ!筒は5つあるだろ!?その中に入っているはずだ、被害者の奪われた顔が」
「筒ぅ!?」
「鐡は怪人態になったことが仇になったようだ。いいか、筒は絶対に壊すなよ。被害者が元に戻らなくなるから慎重に」
「わ…わかった」

晴斗は抜刀、鐡に斬りかかる。鐡は楽しそうだ。
「ようやくやる気になったか、暁晴斗。お前の父親との戦闘は楽しかったぜ」
「父さんを知っているのか!?」
「暁陽一とは因縁があるからねぇ…。だからお前を、暁晴斗を探してた」
2人の戦闘は激化。覚醒を使えば筒を破壊しかねないので覚醒が使えない。


西澤は他の隊員達にも伝えていた。筒を取り返せ、絶対に壊すなと。
時任が動いた。絃を使い、鐡の腰にぶら下がっている筒を切り離す作戦に出る。

「時任!行けるのか!?」
「鶴さん、ここは任してよ。あのほっそい鎖を切ればいいんだね」
鐡は時任に気づいた。マズイ!!鶴屋は銃で応戦、時任をなんとか鐡に近づけようとする。
「鶴さんありがとっ」
時任は絃を巧みに使い、晴斗と鐡が交戦中に隙を突いて5つの筒を奪還。時任は急いでゼノクへと戻った。鶴屋は時任のボディーガードをしながら撤退。

晴斗は鐡の腰の筒がないことに気づいた。時任がやったんだ。晴斗は覚醒状態になる。刀身が青く発光、刀は大剣へと変化。
それに伴い、御子柴が持っていた鼎の刀も呼応。
「御子柴さん、その刀を合わせて下さい。対の刀だから反応してるんだ」
「わ、わかった」
2つの刀をクロスした。鐡は圧倒的な威力に負けじと攻撃しようとしたが、晴斗の覚醒に一旦退くことに。

鐡は人間態へとなった。
「お前との再戦、楽しみにしているぞ」鐡は笑いながら姿を消した。


時任はゼノクに到着、西澤の元に5つの筒を急いで届けた。


西澤は病院の怪人による後遺症専門病棟、奥にある重度クラスのある病室へと筒を持って行った。新山も呼ばれ、病室には顔を奪われた5人の被害者がいる。
西澤は5人の被害者にスーツの一部を脱ぐように指示をした。看護師の手を借りながら脱いでいる人もいる。

「今からこの筒を開けます。顔は元に戻るはずですが、すぐには機能しないでしょう。ブランクが長かったのですから」
西澤は次々と筒のふたを開けた。筒の中から発光体が出現、それぞれの元に向かう。しばらくすると5人の被害者に変化があった。

5人の顔が元に戻っていた。新山は見えているのか、鏡を確かめている。
「も…戻った…!」
他の4人も顔を触り、戻ったことを実感。被害者達は元に戻ったことを喜んだ。


鼎は新山が元に戻ったと知り、病院へと駆けつけた。

「新山!戻ったのか!?」
新山は素顔のまま、鼎と顔を合わせた。鼎は新山の素顔を見た。やっぱり同級生の新山だ…!

鼎は新山にこっそりと仮面を外し、自らの素顔を見せた。仮面を外すのは勇気がいるが、今なら新山に素顔を見せられる。
「紀柳院さん…いや、都筑さん!?」
「今回だけだ…素顔を見せるのは」

鼎は再び仮面を手慣れた様子で着けた。鼎は新山の顔を見れて心なしか嬉しそうに見えたが、鼎の素顔を見た新山はというと鼎の顔の大火傷の跡を見て複雑になる。
あの火傷の跡、あんなにもひどいなんて…。都筑さん、いや紀柳院さんは事件後からずっとあの白い仮面姿で過ごしていたっていうのか…。あの白いベネチアンマスク、あれは改良されたものみたいだが…。

新山はまだ顔が元に戻った実感がないが、だんだん慣れるだろう。


ゼノク研究施設では蔦沼長官が量産型武器を完成させていた。
「出来た…!覚醒状態と同等に出来る武器が」
この知らせに西澤は研究施設に駆けつけた。今日の西澤は忙しい。
「長官、これはまだ試作ですよね!?」
「試しにゼノク隊員に試用してみるか。鐡のこともあるからね」
蔦沼が開発した量産型武器はゼノク隊員へと試用された。その武器は剣のような形をしている。ブレード部分が光ることにより、覚醒状態と同等の威力が出るようだ。


晴斗は鐡が言ったことが引っ掛かっていた。父さんと因縁があるってどういうことだ…?
わざわざ自分を探すほどって何かあるに違いない。これは父さんに聞くべきか?

鐡と何の関係があるんだ…。


長坂は鐡に説教をしていた。
「何、勝手な真似をしているんですか…。しばらく貴方は出撃禁止です。私が行きましょうかねぇ…。ゼノクに、いや…シェルターでもいいかなぁ」
「てめぇ…!」
「貴方は暁家に因縁があるようですが…。それは後でもいいでしょう?鐡くん。ゼノク最深部のあの剣をものにしなくてはね」
「あの剣にはどんな力があるんだよ?」
「文明を崩壊させる力だが、使い方によっては変わる。そんな代物だ」


ゼノク。晴斗達は西澤に呼び出されてた。メンバーの中には鼎もいる。
「長坂自身がここに来る可能性が上がりました。最深部にあるあの剣、文明を崩壊させる程の力があるのですが…使い方によっては状況を一変させることが出来ます」
「…それってどういうことですか?西澤室長」晴斗が聞く。
「状況をプラスに持ち込める可能性がある…ということです。あの剣は宮崎県の洞窟の奥深くで発見された遺物だ。対の刀はこの剣を元に作られたんだよ」


翳珠本拠地。シェルター襲撃は熾烈を極めている。首都圏にあるシェルターは3分の1が壊滅状態になっていた。壊滅したシェルターの避難民は長坂がいるフェノラス本部へと移動している。
「この状況だと、いくら人員補強しても追いつかないな…」九条はモニターを見ながら冷や汗をかいている。高槻は心配そう。


宇崎は九条に言う。
「九条、お前…ゼノクに行きなよ。本拠地は俺と小田原司令が守るからさ。父親のことが心配なんだろ?」
「親父の身体は今、呪いを制御している状態だが…そろそろヤバいと聞いた。制御の限界が近づいているらしい。側にいてあげたい」
「よし!九条、行ってこい。ゼノクを守って親孝行しな。鐡はどうやら晴斗に因縁つけてるというか、晴斗の父親と因縁がありそうなんだよ」

九条は高槻と共にゼノクへと向かった。


ゼノク研究施設内部、蔦沼の部屋。蔦沼は明らかに調子が悪そうだった。
世話役の南が心配そうにする。

「呪いの制御がそろそろ限界に来ているんですかね…。長官、無理だけはしないで下さい」
「…わかってる…。この制御が解けた時、僕の肉体はさらに若年化するのは目に見えてる…。つまり、死が近づいているということだ」
「それまでにゼノクは守れるのでしょうか…。鐡も気になりますが」
「大丈夫だよ。九条が…真治がここに来ると聞いた。これで安心して戦える」

「自己犠牲だけはやめて下さいよ」



鐡は暁家と因縁があることが判明。父親の陽一に絡んでいるらしく、晴斗を探していた。こいつとの戦いはまだありそう。

ついに量産型武器試用開始。本拠地の人員一気にいなくなったが、大丈夫か…?
戦力がゼノクに集中し始めた。


最深部にある剣はとんでもない代物であることも判明。だから敵は狙ってる。使い方によっては状況が一変するっぽいが…。
対の刀の原型ってことは、晴斗と鼎が使える可能性は高いか?


どこがリアルだったかって言うと、晴斗vs鐡。絃使いの時任がいなかったらかなりヤバかった。
むしろ鐡が怪人態になったおかげで、晴斗達は戦いやすくなったっぽい…。鐡本人は気づいてないくさいが。


御子柴は鼎の刀をまだ制御出来てないが、対の刀の作用でなんとか戦えてる感じ。
西澤が呼んだメンバーの中に鼎がいたことから、西澤はそろそろ鼎を戦える状態にしたいと思ってる?

水面下では柚希がそろそろ実戦投入されそう。



思い出した部分。


唐突に始まった回想。

暁陽一は隊員時代、鐡に因縁つけられ敵サイドに何度か勧誘される→その度に戦闘。
陽一はなんとか鐡を撒くがそれから数年後、例の幹部クラスの怪人による都筑家事件が起きる。陽一は事件のほとぼりが冷めてから組織を辞めてる。
事件後から組織を辞めるまでの間、陽一は悠真=鼎を密かに支援していた。

だから鼎は陽一をはっきりと覚えている。


鐡は愉快犯的な怪人なのでターゲットがたまたま暁陽一になってしまったのだが、息子の晴斗が覚醒が使える数少ない人間と知るや→かなり好戦的になってるのがな…。


人間態の鐡はかなりガラ悪い風貌。どういう経緯で長坂と組んだのかは不明だが、長坂に良いように言いくるめられて使われているっぽい…。
鐡は暴れたいが、上司(長坂)が厄介すぎるためかなかなか逆らえないでいる…。暁家にはこだわるが、都筑悠真=紀柳院鼎には興味がない模様。長坂に言われた通り、ゼノクに籠る蔦沼長官を引きずり出そうと模索中。


長坂と鐡の強さランクは幹部クラス以上。長坂怪人態は蔦沼曰く、10年前よりも強化されているんで鐡よりも強いかもしれない…。

戦局を左右するのは対の刀の原型となったゼノク研究施設最深部に保管されている剣の可能性、高そう。


最深部絡みだと鼎=悠真と関わりのある元人間の怪人・TZUが鼎のために動く可能性もある。リスクを伴うあたり危険だが。


事件当時、悠真の目の前で幹部クラスの怪人により無理やり人ならざる姿にされ、殺されたはずの両親のどちらかがTZU説。蔦沼の対話から察するに母親か?
その後に放火されてんのがエグい…。なぜ犯人の怪人は悠真に手をかけなかったのか、結果的に悠真はかろうじて生存したのだが。名前を変えて。


鼎さんの仮面設定がここまで深くなるとは思わなかった…。
夢&脳内設定のドッキングなので、思いもよらない方向に行きがちだけども…話のベース、根幹に都筑家事件がかなり絡んでるなー…。

なんとなく実質的な主人公は、鼎さんになっているような気がする…。
研究施設も兼ねた特殊な組織の大規模施設・ゼノクが出てきてから流れが変わったかも…。


鼎の素顔を見た、同級生の新山からしたらかなり複雑ではなかろうかと…。鼎が心を許した4人(宇崎・御堂・彩音・晴斗)以外に素顔を見せるのは稀。


戦闘やアクシデントで仮面が外れる・割れることもあるが、鼎の仮面は改良された戦闘に特化したベネチアンマスクなので(日常でも使える)割れること自体がかなり稀。
どちらかというと、鼎さんの仮面はアクシデントで外れることが多いか?仮面の紐が緩んでいる描写はかなり出ていると思う。それに気づいた誰かが直してあげる、みたいな。だいたい親友の彩音が直してる気がする…。


鼎は晴斗の母親とも仲はいいのだが、事件以降素顔は一切見せていないあたりが闇が深いというか…。たぶん鼎なりの優しさなんだと思われる。不器用な優しさみたいな。