話題:今日見た夢
昨夜はメンタルやられて寝つけなかった上に、寝起き最悪でした。夢に反映された。


御堂はシェルター第11地区にいた。翳珠が建てた対怪人用シェルターの1つ。都内にある。
御堂は道真と共に第11地区を任されている。ゼルフェノアの全国にいる調査員・監視員から戦闘出来る人員も各シェルターに配置してる状況。


宇崎・九条は翳珠本拠地から各シェルターを監視、時々ゼノクも見ている。宇崎は御堂に連絡した。
「敵がどっちに来るかわからないから、助っ人を派遣しておいたぞ」
「助っ人?」
「お前の同期だ。そろそろ11地区に着くんじゃないかな〜?海外に武者修業していたあいつだよ。イギリス支部からも助っ人を派遣してある」

「助っ人が2人?イギリス支部…初めて知った」
「ゼルフェノアは海外にも支部はあるぞ〜。アメリカとイギリスにな。日本の状況が悪化したから急遽、派遣すると決定したってよ」
1人の助っ人はすぐにわかったが、イギリス支部の助っ人ってどんなやつなんだ?


しばらくして。第11地区に遊び人風のサングラスをかけた男がふらっと現れた。御堂は男を見るなり、ちょっと嬉しそうに声を掛ける。
「霧人じゃないかー。お前、チャラくなったな〜」
「今こっちに着いたばかりなんだよ。和希も元気そうじゃん」
2人はしばし、他愛ない会話をしてる。御堂はイギリス支部からの助っ人について霧人に聞いた。
「イギリス支部から来た助っ人はこっちには来ないよ。本拠地にいる」
「そいつの名前は?」
「ソニア・真木那だ」

「ソニア…?イギリス支部の隊長クラスじゃなかったっけ?なんでそいつが」
「日本の状況がヤベーってことさ。長坂が組織の上層部を乗っ取ったことが明るみに出たから、事は一気に世界規模になってきたってことだよ。アメリカ支部とイギリス支部も翳珠に協力するって聞いたからな」
「あー、最近長坂のやつ…国民に向けて配信していたもんな〜。海外支部も見ていたのか」

「蔦沼長官も数日前に自ら生存を明かしたからね。そしたら市民は翳珠に流れるだろー?長官のあの姿、市民は信じてない人多そうだがな」
「おいおい、翳珠vsゼルフェノアの全面戦争かよ」


数日前。蔦沼長官は南と九条に自らの生存を明かすと告げていた。これは長坂へ対する宣戦布告である。
長坂もほぼ同じタイミングで国民に向けて配信したことから事実上の翳珠vsゼルフェノアの全面戦争に発展。海外支部は翳珠についた。
長坂は策があるのか、別の手を使い怪人を次々と送りこむ。長坂が自ら怪人態になり、シェルターや本拠地・ゼノクにいつ攻めてきてもおかしくない状態。


翳珠本拠地。宇崎はソニアと作戦会議をしていた。
「ソニア、着いて早々悪いんだけどもシェルター第9地区に行ってくれないか?」
「わかりました。市民は守ります」ソニアはさっさと行ってしまう。


ゼノクにも緊張が走っていた。最近あった長坂の配信と蔦沼長官の実質的な宣戦布告の後とあって、隊員達は少しピリついている。
ゼノクは既に防衛システムを作動させているが、館内はまだ通常。

「今の状況、かなり不味くないですか?海外支部が翳珠に協力すると聞きましたし」空操が不安げに漏らす。
「長坂のやつ、翳珠を敵認定したからヤバいですよ…。翳珠本拠地とシェルターは大丈夫なんでしょうか…」
「桐谷さん、ゼノクもヤバいから」晴斗も不安感でいっぱい。


シェルター第11地区。敵はいきなり現れた。九条は本拠地から通信する。
「市民を避難させろ。道真達は撃破しろ!」
「了解」
他の隊員達は市民をシェルター奥に避難させ、御堂・道真・霧人は怪人達に立ち向かう。霧人は久々の日本での戦闘に血が騒いでる。


「和希、これ使え。強力だぞ」霧人は見たことのない銃を御堂に投げ渡した。ライフル銃よりも大型の対怪人用のカスタム銃。
御堂は銃を構えると次々撃ち続けた。強化態に有効なのは頼もしいし、威力が並大抵のものじゃない。道真は素手で雑魚に攻撃を仕掛けている。
霧人は見慣れない武器で攻撃をしていた。輪に刃が付いた武器を投げている。
「霧人、それ何!?」
「チャクラムだよ。戦輪だ。投げてもよし、近接戦も可能なやつ」
「武器のチョイス、変わってんのは相変わらずだなー」御堂は銃を撃ちながら話してる。
「変わった装備で戦うの、楽しいじゃんよ」霧人はちょっと変わってる。海外に行ってる間にこいつは変わったのか?
3人で強化態含む怪人を撃破。霧人がくれたカスタム銃は御堂も気に入っていた。

「これ、使いやすいな。ただの対怪人用のカスタム銃じゃないだろ」
「これなー、ロックウェル博士が開発した超強力なもんなのよ。海外支部研究所もゼノクには負けてないからね〜。この銃、ゼノクと本拠地にも少数配備するってよ。各シェルターにも配備するってさ」
「海外支部が本気出してきやがった…」


ゼノク。鼎は数日間引きこもっていたが、なんとか部屋から出られるようになる。食欲は落ちてるが、少しだけ食べれるようになった。鼎は着け慣れた仮面姿で館内をとぼとぼと歩いていた。精神的にまだ完全に回復出来たわけではないため、館内を歩くだけでも少しキツい。

鼎は時々ふらついていた。彩音は鼎の姿を見た。鼎はどこかに向かおうとしているが、足元がおぼつかない。思わず彩音は鼎を支えていた。
「彩音…」鼎は彩音を見た。彩音は涙目になっている。

「鼎…ずっと出てくるの待っていたんだよ。少しふらついていたから気になってて」
鼎は黙ったまま庭園に向かっていた。なんだか気まずい。庭園が見えるベンチに2人は座った。鼎は堰を切ったように彩音に感情をぶちまけた。

「彩音…私、研究施設最深部で見てしまった。事件に関するものを」
「私と晴斗も最深部に行ったけど、あの剣が入った箱しか見せてくれなかった…。鼎は一体何を見たの…?」
「彩音は気配を感じなかったか?あの地下空間には人がいないはずなのに、ずっと視線を感じていた」
「私も感じたよ。人の気配。晴斗はわからなかったみたいだけど」
「『あれ』を見た瞬間に私は震えが止まらなかった。涙が出てきた。しばらく怯えていた…」
「ねぇ、鼎。『あれ』って何なの?無理して言わなくてもいいから」
「彩音…ごめん。これに関しては言いたくない…」
鼎から強い拒否反応を感じた。


ゼノク最深部。蔦沼長官と西澤室長は定期的に訪れていた。
「長官、なぜ『あれ』をここに保管しようとしたんですか?紀柳院があまりにも可哀想すぎますよ…。彼女、ようやく部屋から出れたみたいですが相当傷ついていますし…」
蔦沼は黙っている。2人は巨大な箱を見つめた後、「あれ」が保管されている場所へと向かった。


いつ見ても異様な光景。蔦沼は「あれ」が保管されているカプセルにそっと手に触れる。カプセル内部はよく見えないが、何かがいる?

「あれ」は蔦沼がわかるのか、カプセル越しに手を当てた。蔦沼は僅かに見えた人ならざる手らしきものを見た。元人間だった怪人なのか?一部しかわからないが、化け物にしか見えない。


「ここにずっと閉じ込めてしまって、すまない。本当はいっそ殺して欲しいのだろう…?悠真も変わり果ててしまった。あの仮面の下、ひどい火傷を負っているんだよ…。あの傷は消えないんだ」
カプセル内部では悠真というワードに「あれ」が僅かに反応した。
「悠真を救いたいのかい…?言葉がわかるのか…その変わり果てた姿になっても…。救えなくてごめんな…」
蔦沼はカプセルから手を離した。西澤は「あれ」と対話した蔦沼に聞く。


「『あれ』は何と言ってたんですか…」
「変わり果ててしまった自分を殺して欲しいが、悠真を救いたいとも言っている。仮面姿の悠真を見てショックを受けたと言っていた。素顔が見えないから…本当に仮面の女が悠真なのか知りたいと」
「紀柳院がまたここに来ることはないと思うのだが…」
「逆のパターンはあり得るかもしれない。あのカプセルは保管用にすぎない。生命維持装置ではないからな…。やろうと思えば『あれ』は悠真を救うことが出来るが、リスクを伴う」


「『あれ』が元人間だなんて、とてもじゃないけど言えませんよ…。紀柳院が深く傷つくのもわかります。『あれ』は悠真に関係してますからね」西澤は複雑そう。
「長坂は残酷なことをしやがる…。人ならざる姿に変えられた人間のことなんて、道具としか見てないからな…。許せないんだよ…」

蔦沼は長坂に反撃を固く誓う。そのためには量産型武器を急いで完成させなければならない。


鼎は今までの任務でも、人間から怪人化したものに対しては攻撃するのにかなり抵抗があった。
12年前の事件で見たものが起因しているのは確かで、鼎は人間→怪人化したものに関しては無理して攻撃しなくてもいいとなっている。


長坂はゼノクに鼎がいるとわかると標的を変えようかと画策していた。
こんなところにいたのか…都筑悠真…。それと蔦沼栄治。



ちょっとした悪夢。


最深部での蔦沼長官と西澤室長の描写が生々しいほどにリアル。鼎が見たものの詳細がうっすら出てきたが、蔦沼は「あれ」と対話出来る模様。
「あれ」は悠真と関わりがあるのか、変わり果てた姿でも悠真=鼎だとわかった。

仮面姿の鼎=悠真がわかる「あれ」とは何なんだ。僅かに自我が残っているっぽい?元人間の怪人らしいが、姿がぼんやりなのでちょっとわからない。


唐突に海外支部あるのかよ!?霧人は御堂と同期。武器のチョイスが独特すぎるやつで霧人も変わり者。
ソニアは第9地区に行ったが、どうなんだろ…。


流れ的にゼノクが標的になりそうな気がするが、シェルターをわざわざ狙ってから見せつけに長坂は怪人態になるかもしれん…。