話題:今日見た夢
昨夜、なかなか寝つけなかったのと寝苦しくて変なところがリアルな夢を見たのだが…。


東京上空にある不気味な空間が僅かに拡大。東京近郊では怪人の出現頻度が倍増。
この事態に翳珠(えいじゅ)は警戒体勢に入っていた。


翳珠に流れたゼルフェノア隊員達はすんなりと慣れた。本拠地が変わったので、リーダーが九条主体になっただけで。ゼルフェノアサイドは宇崎室長(司令)が仕切っている。


九条は頻繁に蔦沼長官と連絡している。何かする気か?
蔦沼は九条をゼノク研究機関へと呼んだ。お前の武器である大斧を持ってこいと言って。
蔦沼は便宜上、息子の真治を九条と呼んでいる。翳珠の活動時は九条で通してるから。九条は白いスーツにフード付きの制服を着た、顔の見えない父親の姿に戸惑いを見せていた。両腕の義手が痛々しい。


「一体何の用で呼んだんだ?蔦沼長官」
「九条って覚醒使えたよね?ちょっと武器を貸して欲しいのだが」
「武器を借りてどうする気だ?」九条は懐疑的。蔦沼の声は若返っている。

「覚醒のメカニズムの研究と量産型武器の開発だよ。メカニズムさえわかれば簡単に覚醒状態に近い状況に持って行けるだろ?今、紀柳院の刀を預かってるから分析してたのだが…調査するには材料が足りなくてな」
「紀柳院の刀、なぜお前が預かってるんだ?」
「彼女はしばらくゼノクにいて戦えないでしょ。治療優先になるからね。自分が戦えないとわかった彼女は僕に刀を預けたのさ」
「暁晴斗の刀という選択もあっただろうに…。紀柳院と暁の刀は対になっている」
「それはわかっているんだよ。だけどね、君の覚醒パターンが2人とは明らかに違うから知りたいの」
「俺の覚醒パターン…?」
「戦闘があればすぐに武器を分析出来るのだが、そんな都合よく敵なんて出るわけ…」
蔦沼が言いかけた時にゼノク館内にアラートが鳴った。防衛システムが作動してないということは敵の数は少ない。

「出現場所を勘違いした敵が来たようだね。九条くん、君…行ってきてくれないかな〜?」
「行けばいいんだろ。ゼノク隊員は出さないのか?」
「雑魚相手ならお前だけで十分じゃないの?」
蔦沼は真治の実力を見抜いていた。


ゼノク敷地内、駐車場付近。雑魚数体が出現していた。九条は現場へと向かう。駐車場かよ。
九条は布に包まれた大斧を解き放った。鈍い光を放つ大斧。九条は華奢なので大斧が不釣り合いに見える。


蔦沼はモニター越しに九条真墨=蔦沼真治の戦闘を見ていた。
西澤室長は慌てて蔦沼に敵が出たことを伝えたが、蔦沼は「九条が交戦中だから援軍はいらないよ」と言っている。雑魚とはいえ、以前よりは強化されているはず。蔦沼はそう読んでいた。敵のやり口はだいたい読めている。


ゼノク駐車場。雑魚はたったの3体だが、蔦沼の読み通り少し強化されていた。

九条は大斧をしならせると豪快に叩き切っていた。九条は意外とパワー系の武器使い。雑魚は突如、強化態へと変貌。
ゼノク館内に防衛システム作動のアナウンスが流れる。緊迫感が増す。
「強化態になりやがった…!」九条は雑魚からの変化にしてやられたと思った。


長坂はゼノクを相当潰したいらしい。研究機関が敵に奪われたら終わりなのは知ってる。最深部に何かあるようなのだが。
九条はまとめて強化態3体を倒すことにした。九条は鼎と同じく戦闘時間に制限がある。約20分。覚醒を使えば制限時間はない。
「まさか親父が見てる前で覚醒しないとならないとはね〜」
九条は一瞬、カメラを見た。蔦沼は覚醒する!…とモニターを凝視→西澤に九条の覚醒の分析をしろと伝えてある。西澤も別のモニターを見ながら何かを入力していた。

九条は武器を振り回し、ブーメランのように飛ばした。その間に武器が変化。九条の手元に戻る頃には殺傷力が高そうな大斧に変化。晴斗や鼎の覚醒時とは違い、武器は光らないが圧が凄い。
「さっさと片付けるか」

九条は大斧を手に激しい動きで強化態3体同時に挑む。大斧の先端は槍状になっているので突くことも可能。覚醒状態の大斧は攻撃力も格段に高い。
九条の戦闘スタイルはパワー系だが、トリッキーな感じ。柄が長いのを利用して反動をつけた攻撃が多いが、リーチが長いからかわりと余裕。敵は翻弄されながらやられていた。

九条は再び大斧をブーメランのように飛ばし、3体に大ダメージを負わせた。覚醒状態なので九条はほとんどダメージを受けていない。九条は隙を突いて銃でも攻撃を仕掛ける。
気づいたら強化態3体は根こそぎ倒していた。


戦闘後、九条はぜいぜい言いながらなんとかゼノクへと戻る。覚醒しなければ戦闘不能になる寸前。

「おかえり〜。九条の覚醒凄かったな。まぁ、しばし休んでから戻りなよ」
「…で、分析出来たのかよ」
「…いいデータが取れたね〜。量産型武器の開発、楽しみにしてくれよ。九条くん。完成したらまずはゼノク隊員に試用してみるけどさ」


長坂はというとたまにゼノクに脅威を与えながらも、東京近郊に集中攻撃しているような状態。
「モノリスの威力が全然足りていませんねぇ。なぜでしょう?私がそろそろ戦うしかないのかなー?あのテロリスト、なんなんですかねぇ」
長坂はニタニタしながら部屋に亜空間を出現させて様子を見ているが、まだ翳珠の存在には気づいていない。前回、長坂は九条達と戦っているがテロリストとしか思っていないようだ。


翳珠本拠地では九条が帰還、宇崎・小田原との作戦会議が行われたがそこにはリモートで蔦沼と西澤も加わっていた。
「長坂はゼノクにも脅威を与えているようです。本日敵が出現しました」西澤は真面目に報告。
「一体何がしたいのよ、あいつはよ…」宇崎はやる気なさそう。
「東京近郊にも恐怖を与えつつ、ゼノク研究機関を奪おうとしてるのでは?」
「小田原司令、ありそうですね。それ」
「長坂はまだ怪人を出現させてはいるが、近々本人が出てくると思うよ。怪人態でな」蔦沼の声色が変わった。

「今急ピッチである量産型武器を開発中だ。完成したらまずはゼノク隊員に試用→それから君たちに武器を運用する予定だからよろしくね。あ、九条くん。防衛システムのデータ、そっちに転送したから本拠地で存分に使ってくれたまえ」
蔦沼は九条の本拠地の防衛システムまで見抜いている。親子なせいか、システムまで似たらしい。


晴斗達は連日のように襲来する怪人に疲弊しかけていた。これは翳珠のメンバーも同じ。
「何か…こう、もっと強力な武器とかないのかよー!」御堂は愚痴っている。御堂は晴斗を見た。
「お前はいいよなー覚醒出来てさ」
「覚醒出来ても完璧じゃないですよ。対の刀の本領発揮は両方ないと。鼎さん、まだしばらく帰ってきそうにないのがな…」
「鼎、どうしてるかなぁ…」
親友の彩音は心配しているが、いまいち連絡する気にはなれない。


翳珠の道真と神(じん)は、長坂がいるフェノラス本部にハッキングすることに成功した。
そこである計画を知る。道真と神は九条と宇崎に事を伝えると密かに動いていた。
モノリスのどれか1つを破壊すれば、あの不気味な空間は消える。モノリスは大砲ですら破壊出来るかもわからない。どうする?
あの空間から怪人は多数出現しているのは確か。それを食い止めないとマズイことになる。


「モノリスを破壊する兵器?あれを壊せたらだいぶ有利にはなるけど…そんなもんあるのか?」宇崎は道真と神に言う。
「あるんじゃないですかね〜?対怪人組織ではない別なところにさ」道真はなぜか余裕を見せていた。
「宇崎司令、何も兵器は対怪人組織にこだわる必要はありませんよ。あるじゃないですか。自衛隊とかに」

「自衛隊!?動くとは思えないぞ…。道真って自衛隊にパイプがあるのか!?」
「もう手配はしましたよ?古巣の基地に連絡したらあっさりとOKが出ました。明日、神奈川にあるモノリスを破壊しに行くと言ってます。確実に破壊出来るだけのものはあるそうです」
道真お前は何者なんだよ!?自衛隊とパイプがあるのは確かだが、そんなあっさりと動くもんなのか?
道真って元自衛官だとはなんとなく聞いたが、階級が上だったとか?謎が多いな、翳珠…。

神は元天才ハッカーだったらしいし、高槻は元研究者。時任と鶴屋・あと1人はどういう経歴なんだよ?
なんだかとんでもない、烏合の衆みたいだなー。翳珠…。
どこをどうしたらそのパイプが出来んだよ!?他にもありそうだ…。


ゼノクでは柚希が戦闘用スーツの訓練を重ねている。

西澤は柚希ののびしろに驚いていた。飲み込みが早い。
「柚希、そろそろ休憩しようか。だいぶそのスーツに慣れたんじゃない?」
「…慣れましたね。私、早く一員となって戦いたいんです」
「敵はこの研究機関を狙っている。またゼノクに敵は確実に来る。その時が実戦だね。烏丸先輩のおかげでだいぶ慣れたんじゃないかな〜?」

その日は烏丸も来ていた。烏丸も戦闘用スーツに身を包んでいる。
「烏丸さん、格好いいです」
「私はこの戦闘用スーツの方が戦いやすいだけで、それでずっとやってるだけだから…。一緒に戦えたらいいね」
烏丸は後輩を鼓舞してあげた。柚希が隊員になればゼノクの戦力は増える。


蔦沼の世話役の南はというと、預けた鼎の刀を使える人間をゼノク隊員から探していたが、なかなか見つからない。
鼎がゼノクを出るまでの間、刀を使える者がいたらいいのだが…。

覚醒を使える者の武器は他人が使えないというのは本当なのか?だが晴斗は鼎の刀を使えている。あれは覚醒出来る者同士な上に、対の刀だかららしいが。


南はゼノク隊員に当たってみるも、半数以上が使えず。残りは僅か3人になっていた。
この3人の中に鼎の刀が使える人間がいたら、一時的には使って貰えるのだが…。

その候補が御子柴・我孫子・常裏。南は必死になっていた。



九条の覚醒、こんな感じです的な?
晴斗と鼎ほど派手ではないものの、覚醒するとヤバいのが九条こと真治。

蔦沼親子のやり取りが妙にリアルすぎた…。蔦沼長官は人の心を読めるっぽいので、なんとなく敵の動向がわかるらしい。
これ、子供の真治=九条からしたら複雑だよねぇ。

真治は翳珠で独自になんか色々と作ってはいるが、明らかに父親に似たんかなーと。


モノリスの破壊に自衛隊が動くか!?
…てか、この世界色々突っ込みどころが満載だが、夢と脳内設定がドッキングしてるからたまに突拍子もない展開になるんだよ…。

翳珠のメンバーはとんでもない経歴の人ばかりなんで、パイプだらけ。道真と神は特にヤバい。


モノリスは6つありますが、翳珠の独自の解析でどれか1つを破壊すればいいと判明したが、解析したやつ誰なんだよと…。
東京にあるモノリスの親玉は場所が場所なので破壊は難しいが、残り5つは全て地方にあるためどれか1つは破壊出来るんじゃね?って。

道真の古巣だった駐屯地・基地は横須賀あたりなんだろうか…。神奈川にあるモノリスを破壊出来るとか言ってるし…。
翳珠の設定はあやふやなところが多いせいか、なんかよくわからないけどものすごい戦闘集団になっちゃってる…。しかも戦闘力高い連中ばかり…。