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無題

話題:今日見た夢
微妙に話は進んでいたが、ほとんど回想みたいな感じ。ほとんど御堂目線。申し訳程度の戦闘パートがあるだけで。



あれから鼎は仮眠室に移動させられ、熟睡中。鼎を起こさないように御堂は慎重に鼎をおぶった。彩音は御堂と一緒に仮眠室に行ってあげてる。

「鼎…びっくりするくらいによく寝てるね。まさかの御堂さんが鼎の悪夢を解放する鍵だったなんてさ」
「俺もわからねぇんだよ…。気づいたら鼎は悪夢から解放されてたみたいだからな」

御堂と彩音は鼎を起こさないようにして仮眠室を出る。


そういえば鼎と最初に会ったのは4年前、組織の任命式の時。
鼎は5年前、怪人のショッピングモール襲撃に巻き込まれ→傷ついた親友の彩音を見た鼎は無謀にも彩音の銃を借り、怪人に攻撃した。そこから鼎の転機になったと聞いてる。

あの任命式ははっきりと覚えてる。新人隊員の中に1人だけ浮いた、仮面の女隊員。それが紀柳院鼎。
鼎は任命式の途中で酸欠を起こしたのかわからないが、倒れ救護所に搬送された。その時救護所にいたのが彩音と自分。
仮面の隊員相手なんて前代未聞だったが、仮面を外さずになんとか鼎を救出。どういうわけか、最初のマンツーマンで組む時に鼎としばらく組むことになった。彼女は初め、心を閉ざしていた。


鼎がなぜ仮面を着けているのか、肌をほとんど露出出来ないのかはだんだん判明してくると同時に、彼女は身体に負った火傷のダメージで戦闘時間に制限があることも判明。
…と同時に、合わない仮面を着けていたことでかなり苦しそうにしていたことに気づく。


室長に鼎の身体の一部である仮面の改良を直談判した。室長は鼎のことを危惧していたようで、彼女独自の戦闘プログラムを用意していたと聞く。
改良型が完成した時に騒動が起きた。試着時に鼎は激しく拒絶し、暴れた。彩音の必死の説得に鼎はようやく応じたが、彼女からしたら人前で素顔になりたくなかったんだろう。女性隊員2人ががりでどうにか仮面の試着に応じたと聞く。

鼎のサポート体制が出来たのはこの騒動の後。この頃から本部は少しずつ変わり始めていた。
鼎のサポート、彩音は生活面を主に・自分達は戦闘のサポートをする持ち回りになる。緊急時、他人が鼎の仮面を外してもよいという規定が出来たのもこの頃。


4年前。ある日の司令室。


「室長、なんで紀柳院を処分しなかったんですか?おかしいですよ。騒動起こしてるのに。謹慎処分相当ですよね」
御堂の問いに宇崎が答える。
「鼎はまだわかってないんだろうな…。あいつは自分のことでいっぱいいっぱいになっている。現に騒動で怪我人は出なかったろ?」

…確かに。鼎は騒動の時に、自分の感情をうまくコントロール出来てなかったようにも見えた。仮面生活の弊害か…。

「御堂、お前が鼎を支えてやれ。先輩としてな。彼女と接するのは難しいかもしれないが、俺と彩音に相談すればいい。鼎は彩音に頻繁に相談してるみたいだからな…」

鼎も悩んでいたとここで知ることに。


彩音と御堂は戦闘時、携帯用酸素吸入器を持ち運び始めたのも鼎のサポート体制が出来てから。

鼎の仮面は呼吸穴が1ヶ所しかない。激しい戦闘が長引くと鼎は酸欠に陥りやすいとわかったため。鼎の身体は全身火傷でハンデがある状態、身体には常に負荷がかかってる。
特に顔は仮面なしでは外出出来ないほどにひどい大火傷。


鼎は組織のサポートなしでは日常生活にかなりの支障をきたすほどだった。彩音がいなかったらどうなっていたのか予想つかない。


鼎が自分に心を開いたのは任命式から約4ヶ月後。

ある任務で鼎は戦闘時間ギリギリまで戦う状況になってしまう。この当時の鼎は戦闘時間が約15分。火傷のダメージの影響で短時間しか戦えない。
鼎の異変に早く気づけなかった自分は捨て身で救出。鼎は戦闘不能まで来ていた。

「鼎!早く気づけなかった…悪い…」
「…いいよ…御堂…ありがとう」
鼎は初めて自分にありがとうと言った。この時、鼎はようやく心を開いた。


場数を踏む度に鼎はメキメキと実力を上げていく。戦闘時間の制限さえなければ…。だから俺は鼎にあらゆる武器が使えるよう、マルチプレーヤーとして行くことにした。これは実戦にも活かされる。


3年前のある日。鼎の本名を知った時は衝撃を受けた。自分の話をほとんどしない鼎が自ら打ち明けたんだから当然だ。


この当時、鼎の本名『都筑悠真』を知っていたのは室長と彩音だけ。支部の小田原司令も鼎の本名知ってたのはさらに後になるが。

「今…なんて言った!?鼎、本名ってどういうことだよ!?名前を変えたってことなのか!?」
御堂は動揺してる。
「都筑家放火事件は覚えているだろ…犯人の怪人はまだ見つかっていないあの凄惨な事件だ」
「あぁ」

「私は…その唯一の生存者だ。私はそれで全身火傷に加えて顔は大火傷、生きてるだけで奇跡と言われたよ…。私は退院後、組織の施設に匿われていたらしい。その時に…組織の人間に都筑悠真が生きてるとマズイと聞かされ…名前を変えた…紀柳院鼎に」
「鼎…お前…嘘だろ」

御堂は鼎を見た。鼎の手がガタガタと震えてる。

「嘘ではない…本当だ。本当…なんだ…」声が震えてた。
鼎の口調が冷淡になったのは事件後だ。鼎=悠真は別人のようになってしまったと聞いてる。

「お前が何者であろうとも、鼎は鼎だからな」
俺は衝撃のあまりこう言うしかなかったが、鼎からしたら勇気づけられたと聞く。


口調こそは冷淡だが、繊細で傷つきやすいのが鼎だ。本当は不器用で仲間思いなのも知っている。だから彼女は時々無茶をする。拒絶するとしばらく口をきいてくれないが。


現在。本部・仮眠室。鼎はようやく起きたらしい。
私はいつの間に仮眠室に…?誰が?鼎はふらふらと休憩室へと向かう。そこには彩音や御堂達、馴染みのメンバーがいた。

「鼎、ようやく起きたか。よく眠れたか?」優しく声を掛けたのは御堂。
「深く眠れたよ」
鼎の声からすると調子は戻った様子。
「…なら良かった。鼎、無茶だけはすんなよ。戦いはまだ終わってないんだからな」
「わかっている」


地下要塞では筬羅(せいら)がターゲットを定めていた。蔦沼真治…対怪人戦闘集団・翳珠のリーダーにして、ゼルフェノア長官・蔦沼栄治の息子かぁ…。翳珠としては九条と名乗っているようだが。

「筬羅、ターゲット決まったのか?紀柳院はもう無理だぞ」
「ふふっ。禹螢様決まりましたよ。蔦沼真治を狙おうかと。禹螢様が戦った義手の男の息子…」


千葉県某市・翳珠本拠地。

「リーダー、ゼルフェノアと翳珠が合併再編って本当なんすか!?」
「時任、まだ『案』だから。親父のことだから、こうなることはなんとなくわかっていたが…どうも引っ掛かる…」
「そういえば最近、長官姿見せなくなりましたよねー。何かあったのかな」


本部。奇妙な場所に怪人が出現。晴斗達は出動すべきか迷うことに。

「なんだこれ!?翳珠本拠地周辺に敵が出現してる…」

「翳珠!?千葉かよ!」
「とにかくお前ら出動しろ!今の翳珠はゼノクにも人員派遣してるから手薄だ!」
「了解!」


翳珠本拠地周辺では翳珠メンバー達が雑魚相手に戦ってる。

「これが霊咒!?雑魚なのに強いな」
時任と道真は連携プレーで雑魚を次々撃破。雑魚は前座に過ぎず、筬羅が現れた。

「ここが翳珠本拠地ね」
「あんた誰よ!?」時任、強気に出る。
「私は蔦沼真治に用があるの。聞こえているでしょ?蔦沼真治…出てきなさいな」
なんだ?この妖艶な女は…。


「お前、禹螢の手下だろ」
真治はめんどくさそうに出てきた。手には大斧。大斧はまだ布に包まれたまま。

「リーダー!?」
「お前達は引っ込んでな。この女は俺に用があるみたいだからね」
「了解です…」時任達はリーダーを心配しながら一旦戻ることに。


「これでゆっくり話せるわね。蔦沼真治」
「お前…名乗れよ」
「筬羅」
「せいら…?」
「貴方、どうやら父親のことが気になるみたいねぇ…。子供の頃、ろくに遊んで貰えず捨てられたも同然なのに?」
なぜこいつは俺の過去を知っている!?

「『長官の息子』と言われるのが嫌で、この組織では違う名を名乗っているんでしょ…。コンプレックスなのね」
なんなんだ、この女…。じわじわ攻撃してくる。


本部隊員数名が到着。鼎は早速抜刀・御堂は発砲。
「間に合ったな」
「紀柳院!御堂!?」
「そいつはお前に絶望を与える気だぞ。真治、危なかったな」
絶望を与える…?

「真治、あんな女の言葉なんか信じるな」
御堂はしれっとアドバイス。真治は大斧の布を解いた。
「御堂、ありがとよ」
真治は筬羅へ立ち向かうが筬羅は扇子を広げ、あしらう。この女、強い!鼎は即座に分析。
「大斧と扇子は相性が悪すぎるんだ…」
真治は斧を少し弄った。斧は剣へと変わる。斧剣!?

「真治の斧、剣にもなるのかよ!?」御堂もびっくり。


「ようやく剣モードのお出ましだ。親父の開発した武器を参考にした甲斐あったな」
2人の攻防は激しい。筬羅は失敗したと悟り、いつの間にか消えた。


「真治、あの女…禹螢の手下だろ」
「筬羅と名乗っていた。なんなんだ、あいつ…」


解析班の部屋。朝倉・矢神・烏丸は塔の異変がさらに進行してることに気づく。

「首都圏の塔、真っ黒ですよ…。気味悪い…」
この日の烏丸は柚子色のスーツ姿。モニターの首都圏の塔は全て黒に変化していた。

「烏丸、大丈夫だから。大丈夫だから」矢神は安心させようと必死。
「矢神ー!塔の解析結果出たよ!」朝倉はバタバタしながら資料を見せる。

「なにこれ?『増幅装置』って」
「釵焔が何か知ってそうだから聞いたのよ。そしたら釵焔が吐いたわ。あれは『負の気を増幅させるための装置』だって。禹螢の計画のために建てたらしい」
「塔は破壊出来ないのか」
「塔は47ヶ所もあるんだよ!?どうすんのさー」


朝倉と矢神が塔について話をしてる最中、烏丸は控えめに呟いた。

「こういうものって…だいたい親玉みたいなもの…ありますよね」
「烏丸ナイスだ!おっしゃあ!モニター解析入るぞ。見た目は同じように見えるが、違うものがあるはずっ!!」矢神は塔の画像を分析し始める。
「解析班の本領発揮よっ!!」


急にやる気を増した2人に烏丸はどう反応していいか、わからない。
「烏丸は作業ゆっくりやってていいから!ここは私らじゃないと無理な領域よ!」
「は、はい…」

解析班、ついに本気出す。


異空間。禹螢が負の気が溜まった巨大な透明の筒を眺めている。

「だいぶ溜まりましたね」
「増幅装置のおかげだよ。筬羅、失敗のことは気にするな。これだけ負の気が溜まれば計画実行に移せる段階にそろそろ行けそうだね…」



前半御堂のモノローグ入りの回想、鼎が御堂に本名明かすところは初めて出たか。騒動後の司令室の下りも初めて出たかも。
実はこんな裏側があったのね…。

中盤・真治vs筬羅だったが、中途半端に終わる。真治の武器の大斧が剣モードになるのは唐突に出てきた。


後半・解析班の本気きたー。烏丸を解析班に配置して正解だった模様。解析班の朝倉と矢神は普段やる気ないが、些細なきっかけでやる気出す。
仕切っているのは朝倉なので、実質上の解析班チーフは朝倉。解析班は2人しかいないから役職なんてないけど。烏丸は助っ人で呼ばれただけだしな…。


回想は御堂視点が多いんで、妙に生々しいっていうか…。御堂も最初かなり鼎相手に苦労した模様。
鼎は御堂から影響をかなり受けているせいか、戦闘ではあらゆる武器を使うマルチプレーヤーとして成長した。

鼎さんは対の刀がメイン武器だが、銃も使うし肉弾戦もやるあたり…御堂に鍛えられたせいかと…。状況次第では武器変えることもある。肉弾戦は足技(蹴り技)メインだが。

御堂は対怪人用ではないカスタム銃とサバイバルナイフが基本装備。しかも軽装。実は分隊長クラス。支部の囃も分隊長クラスだが、知らない隊員多い。

無題


話題:おはようございます。
昨日の拍手8個ありがとうございます。今日は少し暑くなるみたいです。今のところは体感、ちょうどいいのですが。

最近異常に眠いわ、過食だわでなんなんだ…。

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