扉の向こうへ




「そういえばこの倉庫の中にあるものは全部不思議なものに見える……」
小学6年生の行也は特別の宿題に創作を選んだ。物語の材料を探しに入った学校の倉庫で喫茶店のママに出会う。
2人で物語を考えている最中、不思議な世界の扉が開く――

*

やっと!
タイトル内容諸々うろ覚えだけど読みたかった本をやっと、読めました! ああやっぱり好きだこの話!
かもめさん、教えてくださって本当に感謝してます……!

しかし本当に伏線や何やらが綿密で、びっくりさせられます。先が読めないんだよね。
50音表の文字には思わずゾクリとしました。すっげーきれい。

岡田さんの描く異世界(?)って、すごく想像しやすいファンタジーなのに、そこにじわじわ潜む不安や恐怖がやけにリアルで。心だけその世界に入り込んじゃうような気になります。
ハラハラわくわく、でも切ない。すべての子どもという子どもに読ませたい一冊です。

身近に丁度いい年頃のチャイルドがいないのが悔やまれる……!