善悪論なんてどうでもいい。
2009/9/7 (0)



話題:自殺



私の母方の祖父は、私が生まれる前に自殺した。

母達家族に何も言うことなく、森か林の中でひっそりと亡くなったらしい。


ホントに自殺してしまう人は、もう何の気力も無くなってしまうのだと思う。
きっと“苦しい”とか“辛い”とか“悲しい”とか……そういう感情も通り越してしまうんじゃないかな。

よく『迷惑をかけるな』とか『誰かに話せばよかったのに』という言葉を聞くけれど、そんな気力が有ったら自殺に走らないと思う。
だって、自分を殺すなんて凄くエネルギーがいることでしょ?そんなこと考えられる余裕が有ったらそんなことしないと思う。実際自分がそうだから。


祖父はどんな気持ちでその場所に向かったんだろう。人生に絶望してしまったのかな。もう、母のことも祖母のことも叔父のことも考える隙間すら無くなってたのかな。

何が辛かったんだろう。
何が苦しかったんだろう。
何がそうさせたんだろう。

生きるのが辛かった?
生きるのが苦しかった?
生きる過程がそうさせた?

祖父の気持ちはわからない。吐き出されなかった想いは墓場まで永遠に持っていかれてしまったから。


…でも、これだけはわかる。






私は祖父に、会いたかった。






 



-エムブロ-