鈴の視界にだれも入らないように、じゃなくて。
誰の視界にも入らない様になりたい。

視野の中に、わたしの存在が主張されないように。白い布に一滴、色を落とせば、喩え一ミリでもそれは色として主張される。その視界の中で、色濃く。





そうならないように。


好きとか嫌いとか、そういうものは端から持っていないから。ただたいせつで、きっと多分だいじで、世界だった。
だけど、それを殺してしまうのはいつも私だった。





誰の視界にも入らないように。
忘れてくれて構わないから。









03/19 01:37










-エムブロ-