昨日思い付いた話。
骨格しかできてないのでさわりだけ。

※GL注意


先生の手はキレイだ。
くるくる回るろくろの上の土を滑る手。
短く切られた爪からは、作品に対する愛情が感じられて、私は少し嫉妬する。
私もあの手に触られたい。
あの手で私の体を滑るように撫でてほしい。
あの手を触りたい。
私も先生のように、優しく先生の全てを撫でたい。

悶々とした思いを抱え、私の爪が深爪になるほど短くなった頃、私は先生の彼女に会った。
先生が同性愛者だということも、彼女がいることも知っていた。
先生の手に愛される人が羨ましいと思っていた。

彼女の爪は指先から1cm程伸び、薄橙色にラインストーンが光っていた。
愛されるための爪であり愛すための爪ではなく、私はただただ嫌悪感を覚えた。

私は撫でられたいと思うと同時に、撫でたいと渇望するのに。
貴女はそうではないのですか。



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中途半端におわる。
爪切りたいな〜と思って思い付いたネタでした。