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第5章『車輪の国』(暇だったら小説みたいな感じでみてな〜)

賢一←主人公

璃々子←賢一のドSお姉ちゃん

セピア←賢一の親友らしい

さち、灯花、夏咲←悲劇の主人公

第5章の感動的な再開の会話が…

璃々子(お姉ちゃん)は極刑という刑を受けていて、人から存在を認められない刑。
つまり他の人はお姉ちゃんを見てはいけない、話してはいけない、触れてはいけない。という一切のコミュニケーションが封じられている。もしお姉ちゃんとコミュニケーションをとった場合はその人も同罪になる

小説風スタート(^o^)/


璃々子『手を貸そうか?』


第5章
『車輪の国』

賢一『な……あ……』

お姉ちゃんは、涼しげに、流れるような黒髪を手ですいた。

璃々子『ったく、あんたあんたうるさいっての』

賢一『………』

璃々子『なになに?大変なことになってるみたいじゃないの』

目を逸らせない
お姉ちゃんが、目の前にいる。背後にいることはあっても、滅多に視界に入らなかったお姉ちゃんが。

璃々子『なにぼーっとしているのかな?やっぱり、お姉ちゃんが大好きなのかしら?このモテモテくんは、ホントにどうしようもないわね……』

賢一『………』

璃々子『健!』

賢一『な、なに?』

不意によびつけられて、つい返事をしてしまった

璃々子『はい、これで私と会話しちゃったね。私も仲間に入れてくれるんでしょ?』

賢一『……くっ』

お姉ちゃんは昔とまったく変わっていないようだった。

璃々子『会いたかったわ、健』

賢一『おれも…』

璃々子『ずいぶんたくましくなったみたいね。お姉ちゃんびっくりしちゃったわ』

恥ずかしいな……。

璃々子『私がいっつもあなたをストークしてるもんだから、気を使ったでしょう?』

賢一『まあ……独り言が本気でくせになっちまったかな』

璃々子『フフ……何度、その自称独り言の相手をしてあげようと思ったことか』

賢一『ギリギリだったかな……?』

璃々子『たまに、私がとっつぁんに呼び出されることもあったわね。おかげで恩放際には参加できなかったし』


恩放際…刑を受けている人がこの1日だけ刑を無にする事ができる。つまり受刑者にはたまらない1日の事。


賢一『ごめん。この町に来て最初は、お姉ちゃんが気になって、ことにあることに、あんたあんたと話しかけまくってた時期だね……』

璃々子『洞窟にもついていきたかったなあ』

賢一『ついてくるなって言ったでしょ?』

積もる話はたくさんある
ありすぎて、お互いに、上手く会話がまとまらない。
都会をでてから、ずっとおれについてきたお姉ちゃんだが、必ずしもおれのそばにいたわけではない。


璃々子『これからは、ずっと一緒だよ』


そうして、おれは、お姉ちゃんと本当の意味で再会したのだった。

セピア『はじめまして……というべきかな、お姿は何度も拝見させていただいております。ワタクシ、磯野一郎太と申しまして、ケンの親友でございます。』

うやうやしく礼をした。

璃々子『お初ね。あなたとはどこか気が合いそうだと思っていたのよ。』

なにやら、最悪のコンビが誕生した予感がする。

賢一『お、お姉ちゃん、最近はどこに?』

夏咲と暮らしている間は、あまりおれのそばにいなかった。

璃々子『ああ、灯花ちゃんのお家にいることが多かったわね』

賢一『灯花の……?』

璃々子『勝手に上がらせてもらっていたけど、わたしの分のごはんも出してくれてたわ。あなたもお寿司を残してくれたことがあったわね』

賢一『そうか……灯花、文句一つも言わずに』

璃々子『知り合いなのよ。灯花ちゃんとはね。だから、この町に来て再会したときは本当にびっくりしてたみたいね』

賢一『知り合い?』

璃々子『私が大学に行っていたとき、下宿先の近くに住んでたのよ。そのころは、家庭がちょっと大変だったみたいね。よく遊んであげたわ』

賢一『そんなつながりがあったのか』

そこでお姉ちゃんが、指を鳴らした

璃々子『なんと、その灯花ちゃんがいま行方不明なのよ!』

賢一『えっ?』

璃々子『さっちゃんも、治安警察に追われているみたいなのよ!』

やけにテンション高いな……

賢一『追われてるって……どうしてわかるの?』

璃々子『さっき、町をぐるっと周って、情報を集めてきたのよ』

セピア『さすが姉上。その要領の良さ、ワタクシ、感服の極みでございます。』

璃々子『そうでしょうそうでしょう?』

セピア『それで、学園のほうはどうだったんでしょうか?』

賢一『そうだ……夏咲は……?』

璃々子『なっちゃんは、見たわよ』

賢一『え?どうだった?』

璃々子『なんと、地下の牢屋に閉じ込められているのよ!』

賢一『あ、うん、それは知ってる…そうじゃなくて、だいじょうぶそうだった?』

璃々子『裸だったわ』

賢一『裸?』

璃々子『……の上に制服を……』

賢一『着てんじゃねえかよ!なんで一回脱がしたんだ!?』

璃々子『その方が、こっちも燃えるかなって……ハア、ハア…』

身闘えていた

璃々子『ほら、私って一般人から見向きもされないでしょ?』

賢一『だから、学園への侵入も余裕だったんだな』

璃々子『でもね、一階の階段先には進めなかったのよ。』

賢一『そうだよ、どうやって夏咲を見たんだ?』

璃々子『いや、見てないし、嘘だし』

賢一『嘘かよ!お前姉貴じゃなかったらぶん殴っているぞ!?』

璃々子『まあ、怖いわっ』

棒読みで返された

賢一『頼むよ、時間が惜しいんだ。あと三日だよ?』

お姉ちゃんは、さすがにうなずいた


*ちょっと疲れたのでまた不定期で更新いたします(笑)
ではっwww

最近の流行り??

『いってきー、いただきー、ごちー、おはー、おつー』がかなり流行ってるなぁ…

自分だけか???よくわからんが(笑)
みんなのブログからこれがみえるようになってきたなぁ〜
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