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立って歩け、前へ進め。
10/06/12 06:11 Sat

※下記の記事には、ガンガン2010年7月号・鋼最終回のネタバレ・感想を含みます。
まだお読みになっていらっしゃらない方は、閲覧をお控えなさった方が良いかと思います。
どんと来い!って方は、スクロールどうぞ↓




















………遂に…遂にこの時が来てしまいましたね……

いや、もうかなり前からそろそろだとは分かっていたし、覚悟はしていた筈なんですが、やっぱり実際その時になるとそんな覚悟も意味なんかなくて。
それでもエドの…兄弟の、皆の最後を見届けずに終われる訳がない!と震える手でページをめくりました(マジ本気で震えてました)

一言で言えば、実に鋼らしい結末だったと。
まぁ、予想していた以上の大団円。
もう少しリスクが残るのかと思えばそうでもなく…
ロイも視力回復したし!
まぁ、ロイの場合理不尽な理由だったので、当然っちゃ当然か。

それにしても、やっぱり鋼キャラって皆その生き様が格好良い。

自分の信条を曲げる事で最後の最後に自分の欲しいものを手に入れたグリード。
本当に格好良かったです。
帝位に就いたら全てを受け入れると言ったリンも。
すっかりグリリンコンビも大好きになりました!

私の中で一番印象的だったのは、自分の中の賢者の石を使えと言ったホーエンハイムに「バカ言ってんじゃねぇよクソ親父!」と言った時のエドの涙…
長い旅の中で一度たりとも見せたことのなかったエドの、最初で最後の涙。

これにはかなりやられました。
もう萌えるとかそんな事言ってる場合でなく、マジ泣きでしたよ。

うちの旦那はきっとホーエンハイムを使ってアルを取り戻すんだと言ってましたが、私は絶対ないと思ってました。
やはり兄さんは私の思っていた兄さんでした。
そんなエドがもう本当に愛しくて愛しくて。

後は何と言ってもアルが戻って来た事!
兄弟が長年切望してきた夢が叶った訳です。
本当に良かった。

その後は皆がそれぞれ新しい道…自分が進むべき道を見つけて……
本当にこれ以上ないって位のハッピーエンド。
最後の写真を見る限り、エド達の旅は終わったんでしょうか?
出来ればその過程も見たかったなぁ。

しかし思えば、私が鋼にエドにハマってから7年間……
長い様で、今思えばあっと言う間だったな。
まだ5年位は続いて欲しかった。
その間にもこの作品は私に色々な事を教えてくれました。

作品自体のテーマである兄弟・家族愛や戦争・命の尊さは勿論、私は何より『夢を諦めない強さ』を教えて貰ったと思います。
夢を追い求め、旅を続ける兄弟の強い信念、勇気……

『何かを得る為には同等の代価が必要』

何かを手に入れる為には、何かを犠牲にしなければいけないと言う等価交換の法則。
この漫画には沢山の『犠牲』が出てきますけれど、それに負けない位のキャラクター達の『努力』も見せて貰いました。
努力は決して犠牲ではない筈……
そう思ったから、兄弟は再び旅に出たのでしょうね。
犠牲を超えた努力で幸せな世界を築く為に。

『立って歩け、前へ進め。あんたには立派な足がついてるじゃないか。』

この言葉は紛れもなく鋼の一番の名台詞だと思っています。
私が今もこうして絵を描いていられるのも、年甲斐もなく夢を追いかけていられるのも彼らの御蔭です。
もうそれは大げさでも何でもなく。
この兄弟が居てくれたからこそ、今の私があると言っても過言ではありません。
きっとそう思っているのは私だけじゃない筈。

また、この作品を通して沢山の人達と出会うことも出来、また貴重な体験もする事が出来てこの作品にはとても感謝しています。
それは勿論、原作者である牛先生に対しても。

有難う…本当に有難う……!

私は未来永劫この作品を愛していくと思います。
エド達が教えてくれた信念を胸に。




















………なんて綺麗にまとめてみましたが、勿論私も人間ですので、そんな清らかな感情ばかりではありません。
追記は私の戯言ですので、大丈夫な方のみどうぞ。
多分…いや、確実に相当痛いです。
NL肯定派、この最終回に大満足で何を文句つける事があるのか!って方は絶対読まない方が良いです。



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