展開しない私の人生

他人に興味なんかなくて、ひたすら自分のことばっかりだったのに、最近は自分と他人を比べて他人にばかり気にかけてる。
昔はどうやって自分のことばっかり考えてたのか分からない。他人に興味なんか持ちたくないのになぁ。
面倒くさいし自己嫌悪に陥るし、何より落ち着かない。自分のことだけ考えたい。

そうですね、気にすることはないんですよ。
なのにいちいち気にかけてるのは、暇だからかな。
気にならないほどの忙しさに溺れて、心を整頓することをしなければ。
実に私は他人に意識が飛びがちである。自分に目線を向けて自分のことにかまけなきゃ。実に疲れてしまうのではないのかな。

誰にも共感出来ない、してもらえない寂しさってあると思うんだよね。こんなこと言うとまた厨二くさいだなんだって言われるんだろうけど、あるものはあるんだから仕方ない。
ない人は多分あれだね、大勢の他人に理不尽なことをされたことがないんだと思う。
されたことがある人は、自分の意見とか価値観とかに自信が持てなくて、気持ちを誰かに伝えるってことをしなくなる。否定されるのが怖いからね。そのうち鬱憤や不満、不安や心配とかで胸がいっぱいになって、言葉には出来ない複雑なものに変化する。結果、他人には分からない孤独感や寂しさになる。

でもこういう気持ちって個人的には嫌いじゃなかったりする。絶対に他人には盗られないものだから独り占めできて安心する。自分だけしか知らない自分の気持ち。他人に知って欲しいけど、知られたらその気持ちに浸れなくなるから言わないのかもしれない。この誰にも共感出来ない気持ちが生まれるから、最終的には理不尽も否定も意外と嫌いじゃないのかもしれない。