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タイトルなし

真昼の月を追いかけて
世界は少し傾いている
風車小屋に立つ君の影
波打つ草は思い出の匂い

タイトルなし


世界の半分はいらないから
も一度 名前を呼んでほしい
破壊の音だけ聞いてきた耳
貴方に 膜を揺らしてほしい

多分はじめから決まってたんだ
運命 何より嫌いだった
今なら少しは愛せるだろか
奇跡を 連れてきてくれたとか

貴方の生きる世界のために
さよならが言えるなら
寂しくはない 寂しくはないよ
ただ少し涙がやまないだけだ
遠く 遠くこの空の彼方まで
翼を広げて それだけ
暗闇だって怖くない
この胸が明るいから


【冥王】

タイトルなし


どうせ零れてしまうのなら
独りで ゆくからいい
ガラスの縁を掴むように
落ちてく わたしは水
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