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タイトルなし


薄紅に熟れた私の足が
見えない糸を絡めとって
白いシーツの上に散らばる
貴方の声を抱くのですから
寂しくない

(サナトリウム人魚)

タイトルなし


感情制限できないベリル
ヒステリックに泣き喚いても
馬鹿馬鹿しいほど愛に溺れてる
砂糖漬けの海で噎せていたい

タイトルなし


貴方を、神様よりも強く抱いて、窒息させてしまいたい。そうしたら、私は貴方の運命そのものになれる気がするから。

タイトルなし


冷たい僕の憂鬱は
ガラス瓶の内側を落ちる
ふとした世界の空白に
あなたが潜んでいるようで

タイトルなし


高級なジャムの柔らかくて歪んだ苺みたいな女の子と恋がしたい。
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