膨れ上がる宇宙を吐き出した。星屑は無造作なほどに輝いた。鮮烈な回想の終わりに似ていた。パイプの椅子は玉座になって、僕は懇願する。
(きみの隣の空席がほしい)
2013-1-30 02:07
しがらみに似た恋の情はさながら糸のように、か細く弱く、この腕を絡めては遠慮がちに引いた。
2013-1-20 23:44
「いっそ煮え滾るほどの業を持とう哉、君が無闇に触れられない様に」
2013-1-18 00:00
涙で満ちた水槽は、貴方のことばかり考えて一杯にしてしまったから、私は溺れる余地もない。
2013-1-13 23:05