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タイトルなし


どんな言葉でもよかったし、どんな言葉もいらなかった。

タイトルなし


触れあわせたいだけだった。この手を、指を、唇を貴方と。

タイトルなし


誰にも邪魔をされずに、貴方の横顔を描くだけの日があったらいいのにと思った。

タイトルなし


冷たくしないで、ハイネ。もっと温かいミルクをどうか。

この熱はこぼさないでね。そうすればきっと、幻よりも優しく抱いてあげられる。

タイトルなし


誰にも見えない砂漠の中を一人で歩く夜もある
爪先に絡む砂の冷たさにただ漠然と笑うため
誰にも言わずに砂漠の中を独りで歩く夜もある
失くしたものなど何もないけど、それでも何かは見つかるようだ
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