きっとね、本当に朧気なのは思い出なんて遠いものじゃなく、今ここから見える君の横顔、そこまでの距離なんです。
2010-4-30 02:00
くだらない話なら任せてよ、何百だって話してあげる。
何百、何千話してみれば、ひとつくらいは君が笑えるものもあると思わない?
2010-4-29 02:52
薄く膜を張った夜空の向こうにはたぶん、目を閉じた魚が息をしている。地平線を溶かした海の底ではきっと、昨日の星が砂に手を広げている。
2010-4-29 02:49
そう、僕はただ君に慰めのつもりで花を贈ったのだ。もう泣かないでと言いたい、けれどそれを言っても良いのか、僕には分からなかったから。だからせめて笑ってくれたらいいと思ったのだ。けれど悲しいかな、あの花は幾日経っても枯れない。
(君のかなしみを吸い上げた花の手折り方など、僕には分からず)
2010-4-25 15:10