寝ているシェンの綺麗な横顔に首輪をかける。続いて右手首、左手首。足首。
それでも気付かず、すうすうと寝息をたてるシェンに思わず微笑んだ。こんな無防備な姿を見せるのは私だけだ。
だからこそ今掛けなければならない。私はそっとそれらに鍵を差し込むと、甘美な音が響いた。






「おい、こんなことしなくても俺は」
「違うっ!!」

違うの、違うんだよ。
私は部屋の隅で丸まったまま答える。

私が汚いんだ。

こんなことをしなきゃ気持ちを確かめられない私が気持ち悪い。ねぇシェン。こんな私をまだ好きでいられる?







( はやく嫌いになって(KOF/シェンと) )



ぜいたく

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