話題:ひとりごと
カラオケで曲を入れそびれてる間にCMが流れて、気になっていたので読んでみた。
次の巻で完結らしい。
すごく簡単に説明すると、人を殺してしまった仲良し5人組が、殺して何年も経ってから証拠隠滅を迫られる話。
核心をネタバレしないように面白かったところを伝えるのが難しいけど、とりあえず絵は綺麗。
ヒロインが可愛くてしかも主人公のことが大好きなので、ハーレムものとしても読める。
最近似たようなの読んだ気がするなと思った。
これだった。
骨つながり。
こっちも、お父さんを殺しちゃった娘の話。
ただ、透明になれるという特殊能力のせいで、バレる要素がゼロだし、証拠隠滅の必要がない。
というか、すでに自首したそうな流れで話が進んでる。
こういうの読むと、自分で殺したのになんで罪悪感に苛まれてるんだろうな、と思う。
人を殺した罪悪感をテーマにする作品は、殺した時点では人を殺す(死ぬ)意味について深く理解できてなくて、何かの拍子にそれがいけないことだったと気づいて、罪悪感を抱くみたいな流れで描かれることが多い。
殺した時点では、例えばすげー嫌なことされてたとか、殺さなければ殺されてたとか、殺すだけの理由があるわけだけど。
いざ殺してみたら、罪悪感、て。
殺された方が可哀想だ。
まあ、殺されてる時点である程度可哀想なんだけど、「後々になって罪悪感覚えるくらいなら殺さなくて良かったやん」感の上乗せで可哀想だ。
これも似てる。
父親の仇を討つために、父親を殺した男の船に乗って海賊になる主人公の話。
父を殺されて怒り狂ってたはずなのに、誰かの父であるかもしれない人々を平気で殺して来たことに気づいて、ある日急に罪悪感にやられるシーンが出てくる。
逆に、全然殺す理由なんてないのに何となく殺して、挙げ句どこかの時点で罪悪感を感じ始めるみたいなとこまで突き抜けたキャラとか出てきたら、それはそれで面白いのかもなと思う。
人を殺してみたかった、くらいの理由で殺してみたんだけど、実際殺したら何故か良くないことだったと気づいて、自分を責める、みたいな。
やらなくても誰も困らないのに、自分で能動的に選んでやってみた行動を、後になって後悔するような人はけっこう多いのに、
そんな感じで人を殺して罪悪感を抱くキャラクターは意外と描かれなくて、
割と皆殺すだけの理由があって殺すなあ
という気付き。