季節は春、雪が溶け始め、涼しい風が頬を撫でる。
母「敬太〜、明日の入学式の準備はしっかりできたの〜?」
敬太「ああ、大丈夫。ちゃんと準備できてるよ」
母「そしたら、明日にそなえてもう寝なさい」
敬太「わかったよ、おやすみ」
そう、俺の名前は神崎 敬太。
明日は入学式で、晴れて高校生になるのだ。
俺は、小学・中学と何事もなく平凡な日々を過ごしてきた。
敬太「いよいよ明日か。高校生になっても平和な日々を過ごせるといいな。とりあえず寝るか」
そう言って俺は明日のために眠りにつくことにした
敬太「ここは………どこだ?」
ふと気が付けば、俺は見慣れない道を一人で歩いていた
敬太「たしか…俺はベッドに入ってすぐに寝たはず………。そうか!夢でも見てるんだな。」
俺はそう思い、とりあえずこの見慣れない道を歩いてみることにした。
すると、少し前の方からスーツをしっかりと着こなした、人当たりの良さそうな顔の男性が歩いてきた