-鏑木清方と東西の美人画-


日本美術のなかで、古来より描き継がれてきた女性の美。とりわけ近代日本画にみる女性の姿は、「美人画」として今もなお人々を魅了し続けています。

女性像は時代によって様々な分野・目的のもとで表現され、江戸期に入ると浮世絵の重要なテーマの一つとなります。近世初期の風俗画をルーツに持つ江戸の浮世絵では、当世の風俗とともに描かれる美人図が大流行しました。一方の上方では、円山四条派が気品ある精緻な女性像を生み出しました。

そして明治・大正・昭和初期にかけて、一つのジャンルとして確立した「美人画」は絶頂期を迎え、東京・京都・大阪の三都を中心に、江戸以前の絵画の影響を受けながら更に多様な展開をみせていきます。

本展では、国内有数の美術蒐集家である福富太郎氏のコレクションから、鏑木清方を中心に、東は菊池容斎、富岡永洗、水野年方、梶田半古、伊東深水ら、西は上村松園、菊池契月、北野恒富、島成園ら、近代日本画を代表する作家の作品約70点をご紹介します。優品でたどる東西美人画の系譜。贅沢なひとときをお楽しみください。


2011年2月24日(木)から
2011年3月21日(月・祝日)
そごう美術館
そごう横浜店6階
※会期中無休
AM10〜PM8

mobile.sogo-gogo.com
にアクセスすると、
大人:1000円⇒800円
学生:800円⇒600円
中学生以外無料。
に優待されます