人が一人死んだ所で
世界は何も変わらない

ニュースに取り上げられる事もなく
葬式で泣いている人達だって
1日、2日と日にちが経てば忘れていく

誰かが死んだから誰か死ぬ訳じゃない
時が止まるわけでもない

現に自分だって毎日を生きて
楽しい時は笑っているし
生きていられてる

それはまだ現実を受け入れられてないから
わからないといけないのに
わかりたくなくて

ふと思い出した時に
辺りを見回した時に

あぁそうか、もういないのかと
わかってしまうことが怖かった

聞きたい事も話したい事も
ニ度と言える事はなくて

そんな落ち込んだ時に
外に出てみると

妙に世間が幸せな気がして
自己嫌悪に陥る

だってそれが普通だから
皆んなの当たり前なのに
それをとてもとても羨ましく思って

会いたい時に会えて
話したい時に話せて
愚痴を溢したり、
喧嘩もできる

別にどうってことはなくて
どうにか生きて行けるのに
この先何年も何年も
泣かない事がないのはわかる

何処かに引っかかりを感じて
納得してないまま
ずっと時間が過ぎるんだろうなって

皆んなそうやって乗り越えていってるのかな
もしかしたら乗り越えてはいないのかも
どうにか上手に誤魔化して
隠して生きていかないと
どうにもならない事なんだろうな

色んな意味での大人になりたい