目立たない

五年ぶりくらいに会った昔の職場の上司



髪の毛が増えていた



薄さはもっと際立っていたイメージだったが、今回さほど目立たない



私は黙っていたが



一緒にいた先輩



「髪の毛、増えましたか?」



直球ストレート



「いや、何もしてないよ。でもそう感じてくれた?嬉しいな(笑)」



元上司は続けた



「俺さ、人に頭を下げない事にしたんだよ。それ相応に歳もとったし、俺から頭を下げる事もあまり無いんでね。そうは言っても相手があることだから最小限の頭は下げるけど、基本、頭は下げない。だから相手にわざわざ見せる事もない。それとね、後ろに鏡やガラスのある場所には決して立たない。この二点だけ気をつけてるだけの事だよ(笑)」



なるほどねぇ

長男

家に帰るや否や長男


「お父さん、自転車ダメかもしんない。空気抜けるんだよね」


「そうか、今ならまだ修理間に合うかも」


晩御飯を前にクルマでちょっと出掛けようとしたが、今日は会社のちっちゃいクルマだから自転車は載せられないし、、


「よし、お父さんはクルマで行くからお前は自転車乗っていけ。空気入れたら、店までくらい大丈夫だろう」


「えー!外、風強いからお父さんも自転車で行こうよ」


「剣道やってたのに軟弱な。しょうがないな。あ、でも空気入って無いかも。面倒だなあ。じゃあいいよ。お父さん歩いて行くから」


「ありがとー」


ってな訳で息子自転車、私徒歩にて(歩きかよ)自転車屋へ(やれやれ。何やってんだか)
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2015年07月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
アーカイブ
カテゴリー