白鷺

私たちの住む町はシラサギの生息地



校章のデザインに白鷺の羽根を取り入れた学校があるくらいだ



町は自然も少なくなったが、区画整理された田んぼや用水路など、あちらこちらで羽を休めている



コンバインや田耕しのトラクターの後ろを五羽、十羽とついて歩く光景は皆さんも見た事があるかも知れない



純白のドレスを身に付けた白鷺と赤い農業機械のワルツは眺めていて何とも楽しいものだ





彼らは労せずカエルを食べる

タイミング

「えっ?明日休みなの?。ちょうど良かったわぁ〜」





こういった場面において、‘ちょうど良かった’側の人物は、感謝される事をよろこび、笑顔で用事を引き受けたりするのだが内心、





‘ちょうど悪かったよぉ〜’





などと感じている





に、違いない

〜あくまで一般論です〜

大島

全国的に有名な、あの‘大島’ではなく、私の家からいつでも見える同名の島である



干拓されて今は陸続きだ



石灰山



中腹は大きく削られていて、私たちは幼い頃からその姿を眺めながら育った



街の中心には城跡があり、その石垣は石灰岩による



今では普通の石垣と変わらないが、築城された当時はその見事なまでの白い石垣に‘白鷺城’の別名がついていたという



これまた、かの有名な白鷺城とは別物である



もし、タイムマシンがあったら是非、この眼で当時の城を拝見したいものである



その石灰岩も大島のような山から切り出されたものだろう



今、大島を眺めると、もれなく石油コンビナートが目に入る



大型タンカーの着岸する港があり、こんな田舎に似合わぬ広い道路も出来た



やがて春



桜の開花も大島が教えてくれる



削られた山の中腹には公園があり、桜の咲く頃には私たちの住む平野を眺めながら花見も出来るのだ



私たちはそんな大島を見ながら育ったが、大島はその遥か昔から、身を削られようが、海を失おうが何も云わず、私達人間の暮らしをただ、じっと見続けているのである

本心

「娘さんを下さい」



「とんでもないっ!うちの娘は料理も掃除も出来ません。まだまだ嫁にやるには恥ずかしいばかりで、、、」



これはかわいい娘を手放したくない親の方便とばかり思っていたが、成人になっても家の手伝いもほとんどせず、休みとなれば一日中ダラダラと過ごしている



そんな私の娘を見ていると、あぁ、あの時のご両親の言葉はホントだったんだなぁ、と思うようになった

ゆんの休息

四月の貼り絵完成




白い部分はティッシュを丸めただけ。他は丸めたティッシュを色の着いた花紙で更に包みました。指先を使う作業は高齢者の方には脳の刺激になります。桜の花びらも花紙。落ちていた木の枝にのり付けして桜の木を作りました。
カレンダー
<< 2014年03月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
アーカイブ
カテゴリー