(旧)探求日和

【宇宙/創世史.第二,前3/2:1-4,後3/2:5-7 】:世界観
2014.6.16 21:12
3/2:1
楽園が失われ,白き女創造主が支配する
"階級社会"と言う名の,恐怖政治が行われて
居る世界…

その中で,白き息子は冷めた目で
落ちぶれた聖域を眺めて居た

記憶を失った父と幸せそうに笑う母を見て,
皮肉った笑みを浮かべて居る中で
創造主に創られた父の妻子で在る自身と,
母よりもあの死んだ女を選び続けた父への
愚かさと共に,父を誘惑したあの女へと…
考えを巡らせて居た

あの女の所為で愛して止まなかった楽園を
失った怒りに,白き息子は心身共に
震わして居た

そんなある日,楽園の外に足を運び,
小さな花畑を見つけた白き息子は初めて
出会ったのだ

温かくも小さな黒き娘を-----…

3/2:2
初めて見た幼姿と共に,温かくも柔らかな
肌を持つ黒き少女に白き息子は驚き,
そして自ら黒き娘に惹かれ,関わって仕舞う
事となる

その日から,毎度の様に清純で愛らしい
黒き娘と関わる白き息子は何時しか,身も心も
癒されて行き,時を進んだある日の事,
脳内を刺激する様な香と共に,様子がおかしい
黒き娘を心配した白き息子は驚愕する

黒き娘の隠された股に見た事も無い存在と,
そして,そこから流れ落ちる赤を目に焼き付けた
白き息子は本能で顔を近づけ,そして罪に口を
潤わす事で知る,この黒き娘こそがあの----
---------…

そう感じとった瞬間,自身の身体に強い異変が
現れ,それと同時に現れた黒き男性に因り,
白き息子を心配する黒き娘は連れ去られて
仕舞った

小さな赤い涙が染みた花畑に白き息子だけが
残り,二度とあの花畑に黒き娘は現れる事は無く,
白き息子はかつての父と同じ"男"と成った

3/2:3
偽りの聖域に長い間,白き息子はあの黒き娘の
事のみを考え,そしてそれと同時に
強い怨みと苦しみと共に,かつて父だけが持って
居た穢らわしき性器の恐怖を味わって居た

自分の父を狂わせ,愛して居た幸せな家族と
聖域を崩壊させ,創る事を止めさせた創造主に
"死"を創らせたあの女の"子"で在ったと言う真実

そして,荒ぶる自分の心を唯一癒やしてくれたと
云う,もう一つの真実の狭間で苛まれて居た

そんなある日,楽園外で人々に知らない旋律を
聴かせて居る者の存在が楽園内で噂と成り,
興味を持った創造主が初めて部外者を楽園内に
手招く事が起こり,そしてその存在を見て
白き息子は再度驚愕する事となる

その手招かれた者こそが,黒き娘で在ったのだ

あの頃よりも成長した姿で落ちぶれた聖域に
足を踏み込み,そして永久に何一つ変わる事も
無い白き息子とその権力者達に,黒き娘は
微笑んだ

3/2:4
黒き女から繋がれる言葉の旋律に
全ての権力者は酔いしれ,心を震わす…

"歌"と言う芸術を初めて味わう面々と共に,
白き女創造主も心奪われ,黒き女を賞賛しては
この聖域に留まる事を許可された
その中で白き息子も他と同様に黒き女を
褒め称え,そして内心で黒き女と周りの面々に
冷たく嘲笑ったのだ

その日から聖域最大の恐怖は幕を開く事となる

創造主に気に入られた黒き女は高い身分と
成って尚,美しい伴侶や子や権力等の全てを
欲す事は無く,その代わりに自由に聖域外を出る
許可だけを望んだ

だが,それを頑なに拒んだ創造主に因って,
嫌がる黒き女は幽閉される事となり,日に々々
衰弱して行った

創造主の命に因り,白き息子は笑顔を貼りつけて
黒き女の世話をし,そこで初めて明かされる
黒き女の真実に白き息子は恐怖し,そしてそれ
以上の興奮と共に最大の禁忌,そして悲願の
報復に手を染め始める事となる

そう…,衰弱した黒き女に自身の劇毒を少量に
含んだ"食事"をさせる事で,憎悪する黒き女と
創造主を共に陥れる為に,白き息子は黒き女に
甘く妖艶に微笑んだのだ

頬を染めた黒き女は,楽園で閉じ込められて
初めての,その料理を感謝しながら残さず
食べきった

それがかつての実の父親と,白き息子の
母親ともつゆ知らずに,黒き女は食べなければ
動けない…

そんな,身体の持ち主で在ったのだ

3/2:5
聖域は最大の混乱に陥って居た

毎日の様に一人々々が姿を眩ませ,後に聖域外で
杭に打ちつけられた頭だけが残された事件が
聖域で起こったのだ

創造主は酷く頭を悩ませて居た,死を与えるのは
自身しか居無いのにも関わらず,次々と残虐に
死を遂げている生首達を見る度に気分が悪くなる

周りの者達は恐怖にうち震え,部屋から一歩たり
とも外へ出る事は無く,聖域外の者達も創造主への
怨みで聖域内に強行侵入しようし,白き息子の
裏切りに因り,黒き女は怒り狂った創造主達の前で
死刑囚として牢に入れられて仕舞った

怒り狂った創造主は刃向かう者達を全て死なせ,
その度に白き息子に依存し,ますます罠に嵌まって
行く精神崩壊寸前の創造主に,トドメとして
白き息子は白き創造主を強姦した

父とあの女の様に,創造主に性器を創り,
そして-------…

その行為の情を知る事の一切無い,創造主の力を
全て奪う行為を終わらせたのは,何時か見た
黒き男と共に,牢を出た黒き女の登場で在った

妖しく微笑んだ白き息子はその姿を消し,
力を奪われ,精神崩壊した白き女を抱きとめる
黒き男は呟く

戦争が始まる,と

3/2:6
黒き男の言葉通りに創造主の座をめぐって,
内外の戦争は永く行われて行った

白き息子を主とした反乱派と,黒き男が指示する
保守派の二勢力が争う中で,黒き女は愚かにも
白き息子や次々と死んで行く彼等の事を思い
張り巡らしては,そして,劇毒に蝕まれた身を強く
抱きしめながら自虐的な笑みを浮かべた

本当は知って居たのだ白き息子の全てを…

だが,悲しみと共にそれ以上の片愛を抱き,そして
美しくも少しずつ,中身を食い散らかす劇毒や
悪意にまみれた見かけだけの料理や関わりを全て,
口に含み入れた事実や何もかも向き合いながら,
美しき白き息子を想う

直ぐに死なせ無い様,的確に黒き女を痛めつける
白き息子に傷をつける事さえままならなくても,
毒が廻り,言う事を聞かなくなった身体でさえも,
一心に白き息子だけを止めようとする黒き女の
直向きさに,無視し続けた酷くも醜い情念が溢れ出す

本当は君の事----------------…

その全ての意味を知った時にはもう,
黒き女は殺されて居た

自身の持つ剣で臓部を一刺しに,奥深く---------…

地響きが鳴り始め,大地がひび割れて聖域が
崩壊して行く中で白き息子は悲痛に叫び上げ,
直様黒き女を強く抱きしめる

そして黒き女が死んだ事に因り,白き女創造主は
黒き男創造主と共に白旗を掲げ,永くも渡る戦争は
反乱派側が勝利した

3/2:7
白き息子の悲願は全て達成された,全てを崩壊
させ,全てを終わらせた

なのに白き息子の心は穏やかに満たされる事は
無く,逆に酷すぎる激痛や後悔に心身共に強く
苛まれて居た

自身の身勝手さだと分かって居ながらも,
白き息子は二人の創造主に悲願する
全てを捨てて永久に償うから,どうか黒き女との
記憶を全て消して欲しいと悲願した

そんな哀れな白き息子を見,二人の創造主は
自身等の罪滅ぼしとし,受け入れては全ての記憶を
消し,そして二人の創造主や生き残った者達は皆
地位や身分を全て白き息子に捧げ,
この惑星から逃げ出した

その瞬間,太陽惑星は爆発し,巨大なエネルギー体を
さらけ出す
惑星の欠片は宇宙全体に散らばり,落ちぶれた
楽園はこの日で幕を閉じた

そして又永過ぎる時を得て,新たな世界が又
幕を開けるのだ…

光有れ,
ありったけの呪いを込めた法は,頬を染める
哀れな罪人の額に柵みと云う名の口付けを
落とした------------…



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