注・タイトル欄が銀さんの台詞かのようになってますが、引き続きパーフェクトな女装男子新八くんを妄想します




前記事から続きました。
だがしかし、そんなやって銀新がバックでいちゃいちゃとしてましたら、銀さんが新八くんを後ろから抱き締めて、どさくさ紛れに色々変なところ触ってましたらば(いつもの日常風景)、急に店の方から聞こえてくる盛大な破壊音。ガッシャンだがドカンだか、あまりよろしくない系統の音が響いてくる。それに続き、わあわあ言ってパニクってるお客さんの喧騒も耳に届く。
そんな中でおずおずと銀さんを振り返り、訝しげな瞳をする新八くん。銀さんも黙って表を窺いつつ、後ろ頭掻いてる。

「あ……これって、えっと、銀さん」
「うん。お前が何て言いたいか分かる、今の場合分かりたくもねーけど」
「つまり、あの」
「神楽じゃねーの、間違いなく。トラック突っ込んだみてえな音したもん」

その予想には目を見合わせ、無言で頷きあう銀新であった(夫婦)。

んで二人して店の表に出てきたらね、やっぱり店内は大惨事なの。テーブル割れてるわグラスは飛び散ってるわ。神楽ちゃんのお茶目の残骸が至る所にある店内ですね(お茶目?)
そんな中、ようやっと出てきた銀さん(保護者)の姿を認めて、慌ててすっ飛んでくる店長(42)。

店長「銀さん、アンタ今までどこ行ってたの!いくら可愛いからってもう許される問題でもないからねあの娘、ウチの店どうしてくれんの!」
銀さん「まあまあ落ち着けって。だから俺が前もって求人誌渡したろ?な?いざとなったらマグロだよ、本当の漢はマグロ漁船で人生の片を付けんだよ(真顔)」
店長「どこのヤクザより酷いでしょうよアンタ!ある意味!(半泣き)」

などと半泣きの店長さんを見て、そりゃあ人の良い新八くんも慌てております。銀さんにくるっと向き直り、真摯な瞳で上を見て、

新八くん「いや何で最終宣告を早々にしてんですか!何で最初から試合放棄ですか、銀さん!もう、銀さんから神楽ちゃんに何とか言ってくださいよ。神楽ちゃんだって、銀さんの言うことならちゃんと聞きますから」
銀さん「あん?神楽が俺の言うことなんざ聞くかっつーの、最近やたら俺を見る目が冷たい時あるもん。反抗期かよアイツは、ナイフのように尖っては触れるもの皆傷付ける年頃なんだよ」
新八くん「それは銀さんの問題行動のせいでしょ、神楽ちゃんの年頃は全く関係ないですよ。神楽ちゃんは優しい子ですよ(真剣)」
銀さん「どういう意味ですかお前」

真顔で言い募る真剣な新八くんにツッコミを入れるのは、当の銀さんなのでした(オイ夫婦)。けども銀さん、しゃーねえとばかりに神楽ちゃんにくるっと向き直る。その辺に居た夜兎っ娘メイドの頭をぐわしと鷲掴……

「オイ神楽。てめ何してんだコレ、ここまでの惨状って何、どんな機動隊突っ込んできたの?この店だけシンゴジラ襲来か?一人で何してくれてんの」
「あ、銀ちゃん。私分かんないアル、机が勝手に割れて!あとオムライスは吸い込まれるように私の口の中に!どういう原理アルかコレ、こっちが聞きたいネ!めっちゃ滑らかに来るアル、吸引力の変わらないただ一つのアレが私の口にあるんだヨ!(もぐもぐ)」

……んでも、神楽ちゃんはもっちゃもっちゃとオムライスをただ食ってるんで(神楽ちゅわはーん!!)。別に神楽ちゃんに全く悪気は無いんで、ただオムライスは吸い込まれるように神楽ちゃんの口に消えていく、本当にそれだけなんで(本当にどうしようこの親子)。

そんな神楽ちゃんには引き続き頭を掻き、はあと深く嘆息する保護者銀さんなのです。

「いやおめーは掃除機?おめーの口は掃除機かよオイ。ったく、そんなこったろうと思ったぜ。……じゃあほら神楽、聞け。新八も来い。こっからは万事屋流で行く」

でも振り返った銀さんにちょいちょいと手招きなんてされれば、そりゃ新八くんも神楽ちゃんも嬉しそうにヒソヒソしに行きますよ。嬉しそうに三人で顔を突き合わせに行くんですよ。だって銀さんに「来い」なんて呼ばれたらたちまち嬉しくなっちゃうもんね、万事屋の子供らは(とても愛しい)

そして三人で顔を突き合わせて、無駄に仲良く円陣組んでヒソヒソし(家族か)(仲良し家族がここに)、

神楽ちゃん「どうするアルか?銀ちゃん(もぐもぐ)」
新八くん「そうですよ。むしろジャパニーズ土下座の準備した方がいいような気がしますけど……ここまでの惨状にしておいて、ここからまた挽回ってできるんですか?」
銀さん「たりめーだろうが。挽回できてこその万事屋だろ?」

にんまりと人の悪そうな顔で笑った銀さんに、もちろん新八くんは一抹の不安を抱えておりますが、神楽ちゃんは問題ナッシングです(至極いつもの光景)。神楽ちゃんだけはパァァと顔を輝かせて、

「おおお!銀ちゃんカッケーアル!卍解教えて!」

です。

「そんなんいつ会得してたアルか銀ちゃん!主人公補正アルか、ずるいネ!(パァァ)」

です(神楽ちゃん待って)。新八くんが、

「いや漢字が違うから!そっちを神楽ちゃんが覚えちゃったらマジでこの店ヤバいから、てか原作の方向性が変わって来るからァァァァァァ!」

とツッコむのはコンマ一秒後です(秒速)。そんな新八くんと神楽ちゃんをしたり顔で見渡し、スチャッと手元にフライパンを用意する銀さん(ここで三人してキッチンに移動した模様)。

銀さん「あーハイハイ。もう挽回でも卍解でもどっちでもいいけどよ」
神楽ちゃん「教えて早く、卍解早くぅ!!(キラキラ)」
新八くん「どっちでも良くないでしょ銀さん、神楽ちゃんすぐ信じちゃうんだから。そこ適当にするからダメなんですよ(ヒソヒソ)」
銀さん「とりあえず神楽、卍解の前によく見てろ。まずは俺が適当にオムライスを作るだろ」

きゃんきゃんとまとわりついてくる神楽ちゃんをいなしながらも銀さんは極めて手際よく調理し、ちゃっちゃと美しいオムライスを作り上げ(銀さん器用)、お皿に適当に盛り付け、

「そしてこれを新八が運ぶ」

の声と共に、新八くんにお皿をバトンタッチ。
ここでお皿を手渡された新八くん、さも合点がいったかのように頷いて、

「ははあ、万事屋の三人でバトンリレーみたいにするってことですね!なるほど」

などと早くも納得してます。これを最後に神楽ちゃんが?どうするのかな?などと、至極素直に考えております。
そしたら銀さんはコクリと真顔で頷き、神楽ちゃんを手招きして新八くんの横にスッと配置し、

「そうそう。そんで新八が丁寧に運んだ料理を、スムーズに神楽の胃袋へセットします」

そのまま新八くんの片手にあるオムライスが、再度神楽ちゃんの口の中に吸い込まれるのにそう時間はかかりませんの巻(待って)

神楽ちゃん「簡単アルな、これ。これならやれるネ、銀ちゃん。私、手始めにオムライス50皿イケるヨ!働くアル!(もぐもぐ)」
新八くん「だろ?これなら一枚も皿割らねえし、何も傷付けねえ。店にとって何の被害もねーよ、万事屋フォーメーション万歳だよ」
新八くん「おいィィィィィィ!!??何が簡単ですか、何が万事屋フォーメーションだよ!こんなんフォーメーションでも何でもねーよ、ただ僕を介して自動的に神楽ちゃんにオムライス食わせてるだけだろうがァァァ!!(ガタタッ)」(←こめかみの血管ヤバい)


って、もう何ィィィ?!この人ら完全に店を私物化してますけど、勝手にキッチンもホールも私物化ですけど、店の利権を掌握ですけど、つまりは店にとっての被害は甚大なんですけど。器物損壊の上にタダ食いってお前らはテロリストかよ、さすが桂さんに一流のテロリスト呼ばわりされる銀さんの家だけあるわ(ほんとだよ)。
でも、銀さんが作った飯をそのまま神楽ちゃんにダイレクトに食わせても何も問題ないのに、間には新八くんを挟まなきゃダメなんだ?新八くんを一旦挟んでからなんだ?へえ、そうなんだ。そうじゃなきゃ銀さんも神楽ちゃんも納得しないんだー……

……ももももも、も、も、もう万事屋かわえええェェェェェェ!!!(声を大にして)

凄いいちゃいちゃなんですけど。三人でもいちゃいちゃしちゃうでしょ、万事屋だもの。こいつらほんとラブラブですよね、三人とも三人がめっちゃ好きだしね。三人で居るの大好き過ぎてね、銀さんとかよくフラストレーション溜まってるんでしょ(中々新八くんに手が出せないというジレンマ)。でも結局は我慢してるんでしょ?何故ならたとえ銀新でデキてても、神楽ちゃんを含めた三人で居る時の充実度がハンパないからねえ。ラブラブ万事屋さん。

そこはホラ、たとえば新八くんが別の男とラブでも、高杉さんラブだとしても、銀さんと神楽ちゃんだけは新八くんの中でも特別枠なのですよ。高新でもそこは不可侵領域です、絶対領域とも言えるほど。三人で居るのは特別なのです。
……てか何それ!?もはやペンギンの親子か!くっついてなきゃ死んじゃう勢いの件の万事屋ペンギンか!銀さんは親ペンギンか、神楽ちゃん&新八くんな子ペンギン達を股の間で温めてんのか!(あのグッズの可愛さハンパない)股だの書くとアレだけどもさ!
でも可愛い、とても万事屋さんが愛しい。

つーかさ、三人してどんだけ家族好きなの?え、リア充なの?(リア充です)


何?え?待って、独り身の晋助に喧嘩売ってんの?ねえ(売ってないです)




……ってオイオイ、つらつら書き過ぎて長くなったけど、また一旦お店の営業に戻ります。晋助ラブ。