取り残された私は、取り残される人たちに文章を遺す。


『冷たい熱帯魚』をみた。私は「きれいだ」とただただうっとり。なにかを奪われた跡に、なにかを移植されたみたい。


「記憶の国の王女」。私が大学1年の時に書いたものと世界が一緒。久しぶりに再会できてしみじみ。

上記の本もそうだが、最近会社宛に購入した本が届くようにしている。ちょっと派手なニットを毎日羽織っているのも、珈琲やハーブティーを自前のコップて飲んでいるのも、本を送っているのも、「いまある風景から逃げたい」サイン。


誰も読みとってはくれない、孤独の闘い。


そう、私は風前の灯