大人数で過ごした翌日の渋谷ってとても心地よい。


渋谷ほど、自分がひとりぼっちだと認識できる場所はないと思う。


好きな個展にいき、好きなお店にいき、好きな服を買い、好きなものをたべる。


そんな当たり前かもしれない衝動を、最近忘れていたんじゃないかと錯覚してしまう、そんな日曜日。


普通の歌じゃもうイケなくて、普通の味じゃなにも感じない。


サディスティックに無機質で、言葉を遊ばせて、転がしているだけ。


訪れる期待がこわくて、視線を反らしたら、もうこんなところに来てしまった。

ここは一体どこだろう。此処でも其処でもないのだろうけど。