清原のインタビューを読んだ。もし仮に彼が人々が願う姿を演じて生きてきたのだったら、それは耐え難い人生だったと思う。他人に敷かれたレールを走る電車は、とてつもなく速いのだから。


いま僕は、仮という言葉を使った。そう、僕は仮でしかないと思う。完全なる後付けだ。そのときに進んでた道を、自分で否定して何になるんだ。演じていたと推論する意見なんか、フルスイングでかっとばしてくれ。


少し苛立ちも覚える。後付けすることで陳腐にしたがる。くだらない。必死に生きようとした人をバカにしてなんになる。そう言う人に限って、必要以上に演じていたりする。


ヒーロー。正義。そんな甘い言葉に飲み込まれ、海の底から太陽に焦がれる。そのままやがて、土になる。

おやすみなさい