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終わりの方角から忍び寄る足音

辻斬りのような絶望。

日本に帰ってきてから本格的に食物を食べられていない。食べようとすらしていないことに、驚いていないこの状況はなんなんだろう。



ニューヨークで僕はただひたすら羨ましいと思って歩いていた。街の匂い、人の温度、地面からの跳ね返り、目に入るネオンたちの色、時折聴こえる音楽。全てが羨ましく、日本で僕が感じることのできないものが詰まっていた。



帰りたくなかったのに帰ってきてしまった。また地獄が口を開けて待っているというのに。



空を見ることを忘れないように。コーラにライムをさすことを忘れないように。




生きることを忘れないように。
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