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地下の宇宙

刺すような甘味が爆発する頃、ぼくは夢をみている。


夢うつつ。来世の晩御飯。前世の回り町。


そんなもの、そんなもの、と呟き、息を殺し、鼻から呼吸する。

はて、なにを思って星をみる。

はて、宇宙は一体どこまである。

そんなこと、そんなこと、と耳鳴りを遮り、一瞬の静寂が僕を串刺しにする。


痛みはなく、すがすがしい匂いに包まれる。


忘れたことを思い出せない夢に、追われながら。
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