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嵐が連れてきたもの、持ち去ったもの。

今日はとっても嵐だったとおもう。とても嵐、じゃなくて、とっても嵐だった。


天気って不思議なもので、あまりにもひどい具合になると案外スカッとする。快晴と嵐は仲良しこよし。


話は変わるけど、言葉って刃物というよりも毒物に近いんじゃないかな。気づいたときには身体を蝕み、忘れた頃に毒素が抜ける。


物理的に殴られるわけではなく、精神的にじわじわとくる。だから、「考えがかわった!」でいつのまにか消えたりもする。


人には毒素抜けます期間がそれぞれあって、みなそれぞれ抜けたときにふと気づく。


言葉にできるとかできないとか、言われた場合の気持ちを考えるとか。そんな余ったれた柑橘類に浸すのではなく、自分の目で体現しなさいな。って最近おもう。


言葉は無力で、文字はもっと無力だ。そこから物語は始まるし、言葉や文字の向こう側を意識的に射抜かなければ、わたしたちはきっと船に乗ることはできない。


漕ぎ出した船先は、きっと明日へ向かうんだけど、今日という船底をきちんと見ながら、オールを前後に動かそう。


一瞬の風になれ、という嵐の夜に。
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