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ピンチはいつも赤色で

ウルトラマンも携帯も。救急車も赤色が点滅する。警告の赤は、一歩踏み出したら、谷の底へとまっ逆さま。


愛を藍で染めたら何色になるのだろう。交わる体や血は、すぐに過去となって逃げ回る。抱き締めた鎖を掻い潜って。


刺すような冬の眼差し。凍える通り風。きっと足枷を外してくれるんだ、という期待を嘲笑い、背中は急に遠ざかる。そういや、彼らはどこへ向かうのだろうか。ドア越しに確かめた、鐘の音を耳にばらまき、また来てくれるのだろうか。


書き溜めた文字を、ゆっくりパズルにおとしこむ。試合前に彼らがはめていったように。決意ができたら、完成していくスローガン。


結局、吹くのはじぶんしだい。足元をさらう風をタバコにすり替えて。

法事という嘘、僕は好き

オレンジ色が包むお茶はあったかい。焙じ茶。嘘だって?だっていま本当に、夕陽が窓から見えるんです。



嘘は僕は好き。このあいだ、どうしても休まなくてはいけなくて、法事を使った。法事を使うとき、僕はおじいちゃんを思い出す。



おじいちゃんは僕が僕でいることを許してくれた人。囲碁はかなり上の段位(間違ってたら将棋で言う段位みたいなやつ)を持ち、将棋は、生涯一回も勝たせてくれなかった人。そして、僕が生涯で会った中で一番頭が良い人。


亡くなる前のやりとりがなかったら、大学にすら行ってなかったのかもしれない。だから、タイミング、フットワークの大切さを身をもって教えてくれた人。


君の名は。ではないけど、人はどうしたって忘れていく生き物。日々の喧騒は、すぐ海の中に僕たちを引きずり込む。 呼吸できなくなるから、脳だってどんどんアップデートされていく。


「法事」の台詞は、頭のメモ機能を保護していく。包まれた僕たちはあったかい。そうやって生きていくのだと思う。


唱えよ、法事。きらめけ、記憶の名残たち。


ものすごく、現実の話をすると、人の文章を直していると、いざ自分が書くときにちょっと怖いんだ。



変わらないもの

飲料品の「史上最高」が更新され過ぎている。あまりにも、覇権を握る期間がそれぞれ短い。記録係はてんやわんやである。


話かわる。ニキビが一つできたときは「ちょっとがんばった」 。二つ以上は「健康状態が悪い」。みたいなところない?自分自身の範囲は人次第だけど、ミニペット感がしてちょっと面白い。


また話かわる。政治家に、センター試験を一斉に解かしたら面白いのに。 何点取れるのだろう。ほぼ教科書からの出題だから、ある意味究極の一般常識たち。受験生だけじゃなくて、企業が受けさせたらいいのに。っと微糖の微並みに思う。


さらに話かわる。やっぱり漱石だ。と三四郎を読んでいて感じる。名文って、一瞬で気づいてしまう点が恐ろしい。 電車、乗りたくなる。


話ってかわるな。変わらないものなどないのだろうよ。


部屋で背伸びをしたときに見える青空と、公園で寝ころび見上げる青空が、違って見えるのはなぜだろう。


空はおんなじ。おんなじものも、刻一刻と息をする。


空間もきっと海。空気と波は漂う生き物。だから、空は青い。レイリー散乱なんか勝手に乱れてろ。 


まだ、足は海底につかずに、浅瀬で懸命にもがき続けていく。浅はかな準備を破り捨て、貝殻にしまい込む。ふと、耳にあてると、幼少時の記憶が歌いだす。だって、目の前は大海原なのだから。 

いつまで叫んでも、声はこだましない。

走り出したら誰にも止められない

今朝、池袋駅で、行き交う人にぶつかりまくってる人がいた。へえ、と見ていたら、わざわざ引き返してその人にどなりつけてるおじさんがいた。これには、へえ、とは思わない。ストレス発散だなんだか知らないが、敢えてマイナスを振りまく人jはとても苦手だ。夕方の最寄りの駅でも、わざわざ舌打ちをしているおじさんがいた。世界を相手にしてるんでしょ。グローバル化なんでしょ。もっと世界に、地球に寛容でいようよ。


早まった給料日を言い換えると、デートの前倒しって感じ。15日が日曜日だから、今月は今日金曜日が給料日。ジェイソン。


給料日は贅沢に過ごすって決めている。だから、昼は友人と1000円ランチ。夕方は入ったことがない駅ナカのスープ屋で6、80円のミネストローネをすすり、 これまた駅ナカの出店で、950円の生ハムアボカドサラダを食べた。


とりあえず、いつ死んでも困らないように、毎日おいしいものなるべく食べていたいよね。 うちは食に関しては専門家が料理しているから、恵まれている。でも、そんな僕にはある鉄則がある。なんとなくうまいものばかり食べていては、ろくな人間にならない気がするのだ。そこで、定期的に、世間でおいしくない、我が家で食べないものをあえて食べるようにしている。

選ばれたのは、駅そば。うちは、国産のそば粉を使ってそば打ちしたのが出てくる。だから、あきらかに国産を使ってない駅そばに狙いを定めたわけだ。 

残念ながら、うまいのである。利用しているそば屋は、いつも、おんなじ従業員のおじさんがいるところ。前歯がない人で、しゃべってるところを見たことがない。でも、満面の笑みでいつもそばを渡してくる。そういう笑顔に僕はやられてしまっているのかもしれない。


今日の夕焼け。きれいに夕焼けと曇り空が分かれいていた。インデペンデンスデイのようなあのこわい感じ。美しいものは、いつだってどこかこわい。
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