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十字路から抜け出せない

九段下駅でふらふらしていた。所謂貧血と呼ばれるやつらしい。壁にもたれながらそんなことを思った。そろそろ寿命。握力もめっきり落ちた気がする。所詮ごまかしながらみんな生きてるもんだ。





あいらぶペパーミントパティ。その純水な滴をください。枯渇した荒野に。そういえば最近後輩や友人から加餐してほしいという趣旨のことを言われる。ごめんなさい。栄養を摂ることはよくないことだと思ってしまっている。気息奄奄。喘息えーんえん。頼みの綱は気管支だけ。






結局珈琲は冷めるし、液体は飲み干される。飲み干したときに、時の流れを加工している手助けをしていると思うと、ため息がでる。このため息の二酸化炭素を目の前の植物が吸うならよいのだけれど、生憎君は観葉植物。というかむしろ切られた木。はい、ため息。





三浦しをんの君はポラリス読んだ。あれは、ずるいなあ。短編集特有のずるさ。雪と珊瑚とを読みおわったら大変だと思って、梨木香歩の新作をあわてて。ううんちょっといいかんじ。





神保町で赤い服。あかいふくであ回復が出てくるそんな携帯くん。
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