スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ひらいて

好きな男にふられた腹いせに彼の女と寝た女の子の話。



愛であり愛でしかなかった。人とつながること。安易な選択肢をすべて自分で消していくのが綿矢りさのすごいところ。光浦靖子のあとがき。又吉以来だな芸能人のあとがきで燃えたの。




禿筆という行為ができてあとがきを書ける人はバランス感覚がうまい。天秤が少しでも傾いたら嫌味になる。



春琴抄の逆から、人をなぜ好きになったのかという問いのくだらなさを説いたところが印象的。綿矢りさにしかできない。



今日久しぶりに神を失った。目が覚めるとコーヒーがアイスコーヒーになっていたし、夜は暗いコートを羽織り始めていた。 絶望してはいけない。




明日のための心配は無用か。今日は一か月ぶりに一時に寝られた。それは安堵からではない。心配や恐怖よりも疲れの泥を湛えたグラスが割れたからに過ぎない。ほんとうにくだらないけれど押し寄せてくるの。いつも通りその波は僕を二時まで置き去りする。高すぎて前に進めない。


今友人から映画のオススメを聞かれたのでぶわっと。きみのタイミングは好き。一生そのリズムで。グッドウィルハンティング好きだなと自分のリスト見て思ったりする。





今日は本に囲まれて。あといっぱい歩いた。歩いているときが一番吸収と実感がある。生きも息も意気も。





一掬の涙。その涙を両手に湛えながら盲目に?泥も涙も水。同じ物。春琴抄はマゾヒズムではないと。他人の痛みを感じることはサディスティック。美が見えなくなる。なくなってからすがろうとしても時が邪魔をする。記憶のなかでずっと二人は生きていけないの。それが現実。ひらいて



sad 原義 うんざりした、十二分に満足した。(ジーニアス英和辞典)



悲しみは自分を満たすもの。他人ではない。満たされた自分からあふれ出たものが他人を包もうとする。気持ちを誘拐していく。見過ごすの?置き去りにするの?ふたぐらい自分で閉めてくれない?





気づいたら、消費期限。



そのまえに



ひらいて






















前の記事へ 次の記事へ