先日、といっても一昨日の事だが仙台七夕期間中、瑞鳳殿のライトアップがされているという事で行ってきた。

瑞鳳殿とは豪華絢爛な廟建築で、伊達政宗の霊屋である。

参道では笛の演奏が行われており、空を覆うような杉の並木やしっとりと濡れる参道を淡く照らす蝋燭の明かりと相まって、どこか神秘的であった。
また、耳が痛くなる程の蜩の蝉時雨が夕暮れの湿っぽい空気によく合ってて、ふと別の世界に迷い込んでしまったかのような何とも不思議な雰囲気を楽しめた。
蜩の鳴き声を浴びるように耳にしたのは何年振りだろうか。

涅槃門を越えるとライトアップされた極彩色の瑞鳳殿が見え、その前では笛の演奏が行われていた。
観光客が多く奥までは行けなかったが、夕暮れの空の下、灯りに照らされ浮かび上がる廟は普段見る姿よりも美しく見えた。

今回は日の落ちきる前に行ったので、次は完全に日が沈んだ頃に行ってみたい。